ここがヘンだよグラミー賞、米誌がノミネートの「19のヒドい脱落」。

2008/12/08 11:55 Written by モノメトロ編集部

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来年2月の授賞式に向け、今年も米グラミー賞のノミネートが発表された。第51回を迎えた今回は、最多8部門候補となったリル・ウェインのほか、主要3部門を含め7部門にノミネートされたコールドプレイらに注目が集まっている。これに対し、米誌エンターテイメント・ウイークリーが“ノミネートされるべきだった”アーティストを挙げた「19のヒドい脱落」を発表した。

リストで真っ先に挙げられているのは、第48回(2006年)でマライア・キャリーの「タッチ・マイ・ボディ」が最優秀レコード賞を逃したこと。この年のマライア・キャリーは、主要3部門を含め最多タイの8部門にノミネートされ「マライア・キャリーのためのグラミー」ともささやかれていたが、フタを開けてみれば主要3部門はすべて逃し、3冠にとどまった。

これ以降はすべて今回のノミネートに関するもので、アッシャー feat. ヤング・ジージーの「Love In This Club」とキッド・ロックの「オール・サマー・ロング」が最優秀レコード部門、アリシア・キーズの『アズ・アイ・アム』とイーグルスの『ロング・ロード・アウト・オブ・エデン』が最優秀アルバム部門、ピンクの「ソー・ホワット」とニーヨの「クローサー」が最優秀楽曲部門にノミネートされなかったことに苦言を呈している。

また、最優秀新人部門はレオナ・ルイス、ケイティ・ペリー、エステルの女性歌手3人も候補になるべきとしており、最優秀ラップソング部門にジェイ・Zの「ロック・ボーイ(アンド・ザ・ウィナー・イズ)」、最優秀カントリーソング部門にテイラー・スウィフトの3曲、最優秀ロックアルバム部門にR.E.M.の『アクセラレイト』なども挙げられた。

☆グラミーの冷遇:19のヒドい脱落
【第51回グラミー賞】
◆最優秀レコード部門
アッシャー feat. ヤング・ジージー「Love In This Club」
キッド・ロック「オール・サマー・ロング」
◆最優秀アルバム部門
アリシア・キーズ『アズ・アイ・アム』
イーグルス『ロング・ロード・アウト・オブ・エデン』
◆最優秀楽曲部門
ピンク「ソー・ホワット」
ニーヨ「クローサー」
◆最優秀新人部門
レオナ・ルイス
ケイティ・ペリー
エステル
◆最優秀R&Bアルバム部門
エリカ・バドゥ『ニュー・アメリカ パート・ワン(第4次世界大戦)』
◆最優秀ラップ楽曲部門
ジェイ・Z「ロック・ボーイ(アンド・ザ・ウィナー・イズ)」
◆最優秀ラップアルバム部門
ザ・ルーツ『ライジング・ダウン』
◆最優秀カントリー楽曲部門
テイラー・スウィフト「Our Song」「Picture to Burn」「Love Story」
◆最優秀カントリーアルバム部門
シュガーランド『Love on the Inside』
◆最優秀オルタナティブミュージックアルバム部門
TVオン・ザ・レディオ『ディア・サイエンス』
サントゴールド『Santogold』
◆最優秀ロックアルバム部門
R.E.M.『アクセラレイト』
◆最優秀ダンスレコーディング部門
ハーキュリーズ・アンド・ラヴ・アフェアー「Blind」

【第48回グラミー賞】
◆最優秀レコード賞
マライア・キャリー「タッチ・マイ・ボディ」

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