実写版「ドラゴンボール」は原作の“進化版”? 急遽タイトル変更か。

2008/12/05 22:29 Written by コジマ

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シーン画像が正式に解禁され、12月12日に米国、同18日には日本で予告編が公開されることになった実写版映画「ドラゴンボール」。来年3月の公開に向けて着々と準備が進められているが、その一方で情報が出るたびに批判の声が上がっている。そのほとんどが「原作を踏みにじるな」というものだ。

鳥山明による原作とかけ離れた内容はファンが多い海外でも不評で、関連ニュースのコメント欄をのぞいてみると、「製作側は原作を見たことがあるのか? こんなのクソ映画だ!」「何で悟空をUCLAで歌わせるんだ、バカヤロウ!」「これはアホバージョンと言わざるを得ない」など怒りの声で満ちている。

日本のネットでも「『ドラゴンボール』の名前を使ってほしくない」「もはやタイトルを変えるべきだ」などのほか、「『ドラゴンボール』というタイトルじゃなければこれほどの批判は出なかったのに……」といった意見も出ていた。こうした声を汲み取るかのように、製作元の20世紀フォックスがタイトルの変更を検討していると、米ニュースサイト「AceShowbiz.com」などが伝えている。

変更が噂されているタイトルは、「ドラゴンボール・エボリューション(Dragonball Evolution)」。正式発表はされていないものの、20世紀フォックスが「DragonballEvolutionMovie.com」というドメインを取得したことから噂にのぼっているようだ。

関係者の試写会で不満が続出した際に、製作側は「この作品はドラゴンボールファンのためのものではなく、新しくドラゴンボールのファンになる人々に向けて作ったものだ」と反論していたが、今回のタイトルも「映画は原作と違う」ということを世界の原作ファンに示す意図があるのかもしれない。

しかし、よりによって「エボリューション(進化)」と付けたことから、またしても批判の声が上がっている。中には「ドラゴンボール・ディジェネレーション(Degeneration=退化)」にすべきという意見もあるようだ。原作を“進化”させた実写版映画「ドラゴンボール」、さまざまな意味で来春話題の映画になるのは間違いないだろう。

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