「ブラッディ・マンデイ」にも登場、HPのパソコンはどこがダメ?

2008/11/18 13:25 Written by Narinari.com編集部

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世界最大のシェアを誇るパソコンメーカーながら、日本での一般知名度は今ひとつなヒューレット・パッカード。今年5月に発表した低価格のミニノートPC「HP 2133 Mini-Note PC」は、そのデザイン性と質感の良さが評価され話題を呼んだものの、ミニノートPCの販売シェアでは10%に満たず、先行するエイサーやASUSといった台湾メーカーの後塵を拝している。ほかの製品ラインも、他社に後れをとっているのが現状だ。なぜヒューレット・パッカードは日本で受け入れられていないのか。そんな疑問に対するユーザーの意見を募集する企画「ここがダメだよHP!」が行われ、3週間で13,295件の意見が寄せられた。

この企画はヒューレット・パッカードがメールマガジン会員向けに実施したもの。同社はすべての意見に目を通し、今後の製品開発の参考にしていくという。

まず、率直に「HPのダメだと思う点」を選択肢から選んでもらったところ、トップに立ったのは5,961票を集めた「店頭に行っても置いていない」だった。もともと日本ではネットでの直販に力を入れていたこともあり、販売店への展開は十分ではない。直販にはカスタマイズが容易、価格が安いなどのメリットも多いが、それだけでは物足りないと感じている消費者が多いようだ。次いで「デザインがいまいち」(3,628票)、「これといって特徴がない」(3,100 票)、「カラーバリエーションが少ない」(2,998票)、「周りが使っていない」(2,916票)と続いている。

次に、寄せられた生の声(自由回答)を大まかにまとめたところ、トップは「宣伝不足。知名度が低い」(1,156票)となった。その内容は「イメージ的にHPと聞くと、プリンターや他のOA機器を連想する」「日本企業と比べてなじみがない」「法人ユーザー以外は会社名も知らないと思う」「露出が少ないので、候補にあがりにくい」と厳しい意見がズラリ。次いで「デザインが気に入らない。おしゃれじゃない」(556票)、「操作性が悪い。使いにくい」(522票)、「イメージが悪い。ブランド力がない」(497票)、「重い。大きい。厚い」(454票)と続いている。

もともと法人向けを得意としていたヒューレット・パッカードが、日本で個人向けのパソコン強化策を採り始めたのはまだ最近のこと。積極的に消費者の意見を取り入れ、改善された製品の登場に期待したい。

なお、ヒューレット・パッカードは現在放送中のドラマ「ブラッディ・マンデイ」(TBS系)に協力しており、主人公の天才ハッカー・高木藤丸(三浦春馬)はモバイルパソコン「HP 2133 Mini-Note PC」「HP Pavilion Notebook PC tx2505/CT」などを使用、秘密国防組織「サードアイ」には「HP Pavilion Desktop PC m9380jp/CT」などが設置されている。TBSのオンラインショップ「ishop」とTBS TVショッピング「買物大図鑑」では、「ブラッディ・マンデイ」特別限定モデルも発売中だ。

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