「大分むぎ焼酎二階堂」のCMがネットで話題集中、ファンクラブも。

2008/11/11 23:54 Written by コジマ

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ときに笑いや感動を与えてくれるCM。JR東海の「そうだ 京都、行こう。」シリーズや明治安田生命の「あなたに会えて」シリーズ(「たったひとつのたからもの」)など、心に染みるCMも多数誕生している。

こうした中で、二階堂酒造有限会社が醸造する麦焼酎「大分むぎ焼酎二階堂」のCMがネットを中心に話題を呼んでいる。巨大掲示板「2ちゃんねる」では、「あれみるたび涙でる」「なんだかよくわからないんだけど郷愁だかなんだかの気持ちになる」など絶賛の嵐。筆舌に尽くしがたい、不思議な気持ちになるという。

「大分むぎ焼酎二階堂」のCMが始まったのは1987年のこと。その「自然」篇では、大分県内の自然や街並みなどを背景に「いつ、来れますか…。いつ、逢えますか…。いつ話せますか…。自然も、街も、人も、みんな、ゆっくり、もっと、ゆっくり…」とのナレーションが流れる。郷愁を誘うBGMも秀逸で、第28回ACC賞の地域CM部門優秀賞を受賞した。

それから毎年模様替えし、現在は22作目「消えた足跡」篇を放送中。福岡県の風景とバックに「近道は、遠回り。急ぐほどに、足をとられる。始まりと終わりを直線で結べない道が、この世にはあります。迷った道が、私の道です」のナレーションが流れ、「一生に何回 後悔できるだろう。」の文字が浮かぶ。映像とともにBGMも変化しているが、切ない旋律はそのままだ。

「2ちゃんねる」では絶賛のコメントが寄せられているが、「なんか夢を見ているような感覚に陥る」「BGMと映像とが相まってなんか不思議な気分になる
感傷的なというかなんといおうか」と、言い表しようのない感覚を訴える人が多い。また、「いいちこ」など別のCMを推す声もあるが、「いいちこもいいが 二階堂は切なくなる」と別次元のCMと捉えられているようだ。

さらに、「二階堂」CMのファンクラブがあることも発覚。現在、会員数は60人を突破している。同クラブの公式サイトによると「二階堂CMの素晴らしさを伝道することそのものがファンクラブの活動」だそうで、具体的な活動内容はメンバーに任せているとのこと。また、「大分むぎ焼酎 二階堂」自体の素晴らしさも伝道しているという。

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