1000円のブラジャーが命を救う、英女性がナイフの刃に危機一髪。

2008/11/10 16:28 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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「寄せて上げる」「谷間メイク」「ふっくら胸元」……。女性がブラジャーを選ぶ時、こんなうたい文句があるだけで、思わず手を伸ばしてしまう人も多いでしょう。でも、

「命を救う」

なんてのは、さすがにあまりパッとしませんよね。でも、先日英国のハルという町で、本当にブラジャーが「命を救った」という事件がありました。

ヴィッキー・パーソンズさんは、同町のホテル内のレストランでバーテンダーの仕事をしている26歳の女性。仕事の合間の休憩中に、ちょっと新鮮な空気でも吸おうと、建物の裏口から外に出たのです。

するとそこに若い少年2人がやって来て、突然パーソンズさんの喉元にナイフをあてがった上、金をよこせと要求してきたのでした。

気丈なパーソンズさんは、その少年の手を振り払い叫び声をあげます。しかし、その彼女の反応にさらに興奮してしまった少年のひとりは、なんと今度は彼女の胸にナイフを突きつけ、走り去ったのです。

しかしパーソンズさんは皮膚に多少の傷を負ったものの、命に別状はなかったそう。なんと幸運なことに、彼女のその日していたブラジャーのアンダー・ワイヤーが刃を受け止める形になり、ナイフが彼女の胸に突き刺さるのを防いだのです。

強盗の調査にあたった警察によると、この偶然がなかったらパーソンズさんは確実に命を落としていただろう、とのこと。彼女自身も、

「このブラジャーは、今までに費やした6ポンド(日本円にして約1,000円)のなかで、一番価値のある品だわ」

と、感謝しています。ちなみにパーソンズさんがこのブラジャーを買ったお店も、大変喜んでいるそうで、事件で傷んでしまったブラジャーを彼女が持ってきてくれたなら、新品と取り換えるサービスをすると語っています。もしかしたらお店側は記念品として店内に飾るつもりなのかも?

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