お酒にまつわるエピソードが続々、米国大統領の「酔っ払い列伝」。

2008/11/05 11:27 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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歴代大統領の中で「酔っ払い」だったのは誰? そんな「米大統領酔っ払い列伝」を、米雑誌の「MAXIM」が紹介しています。対象となっているのは第8代のマーティン・ヴァン・ビューレンから、現役のジョージ・W・ブッシュまで。

大のバーボン好きだった第8代のヴァン・ビューレン(1837〜1841)や、第15代のジェイムス・ブキャナンは、ともにお酒が原因の痛風に苦しんだそう。第14代のフランクリン・ピアース(1853〜1857)は、息子の事故死などが重なって酒量が増え、馬車の飲酒運転で通行人の女性を轢いてしまったという、痛々しいエピソードもあるほどです。

第32代のフランクリン・ルーズベルト(1933〜1945)は、お酒を飲むだけではなく、新しいカクテルのレシピを考えるのがお好きだったのだとか。でも彼の「創作」は、

「大統領は、今まで味わったことのないほどまずいマルティーニをお作りになった」

と言われるほど。大統領まで上り詰め、政治家として手腕を振るったルーズベルトですが、バーテンダーとしての才能は皆無だったようです。

最近の大統領では第37代のリチャード・ニクソン(1969〜1974)が大酒飲みで有名。第4次中東戦争がまさに起ころうとしていた1973年のある日、英国の首相がニクソンに電話をかけて重要な話をしようとしたところ、ニクソンは酔っ払いすぎて国務の遂行ができなかったとのエピソードが残されています。

そして現大統領のジョージ・W・ブッシュ。彼は若い頃はかなり無茶な飲酒をしており、飲酒運転で逮捕されたことも。しかしその後、ローラ夫人の支えなどもあり、お酒には手を触れなくなったそうです。今ではノンアルコール・ビールの「オデュール」を愛飲中。

たしかに一国の元首である大統領が感じるストレスのレベルは、相当なものであることは想像に難くありません。でも、やっぱり飲みすぎは良くありませんね。

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