5億円の詐取容疑で小室哲哉を逮捕へ、音楽著作権の譲渡話に絡み。

2008/11/04 04:36 Written by Narinari.com編集部

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TM NETWORKや音楽プロデューサーとして、1980年代後半から1990年代にヒット曲を連発した小室哲哉が逮捕されると、11月4日発売のスポーツ紙、一般紙の全紙がトップ級の扱いで報じている。小室哲哉の逮捕については、「日刊サイゾー」が10月31日付けで「転落人生......超大物音楽プロデューサー『K』が逮捕へ!?」と報じていたが、これが現実のモノとなってしまった。

逮捕の容疑は、投資家から5億円を騙し取った疑い。ヒット曲が絶え、前妻との離婚に伴う約7億円とも言われる慰謝料の支払いが滞るほど困窮していた小室哲哉は、2006年に兵庫のある投資家に「806曲分の著作権を譲渡するので10億円で買い取って欲しい」と相談。その際に「前妻に著作権収入を差し押さえられてしまい、差し押さえ解除のための5億円を出して欲しい」と持ちかけたという。投資家はこの相談に応じ、5億円を出資したものの、実際にはこの時点ですべての楽曲の著作権はレコード会社などに譲渡されており、小室哲哉が自由に売買できる状態ではなかったそうだ。

そして、5億円はすべて小室哲哉の借金返済などに使われてしまったため、投資家は昨年10月に民事提訴。この訴訟は今年9月に和解が成立したものの、その後も一向に支払いがないため、投資家が刑事告訴に踏み切り、逮捕劇へと発展してしまった。

小室哲哉は1990年代にミリオンヒットを連発。CDの総売上枚数は1億7000万枚を超え、一連のヒットで100億円近い収入を得たと言われている。ただ、香港での事業に失敗して莫大な借金を抱え、2000年代に入ってからは音楽プロデューサーとしても精彩を欠いたほか、前妻の吉田麻美(元Kiss Destinationメンバー)への慰謝料などが負担となり、苦しい生活ぶりがたびたび伝えられていた。

ちなみに、2005年9月には前妻の吉田麻美が「週刊ポスト」のインタビューで、2002年の離婚時に毎月のマンションの家賃と、娘が成人するまでの養育費を支払うことで合意していたものの、2004年から支払われなくなったと答えている。また、今年3月、小室哲哉の妻・KCOがTBS系「2時っチャオ!」に出演した際には、小室哲哉の偏食で食べられるものが少ないため、オリジン弁当とマクドナルド、ピザの出前をローテーションで食べていると告白。ひどい生活ぶりが話題を呼んでいた。


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