エロくない亀仙人やディープキス、「ドラゴンボール」試写会で不満続出。

2008/10/31 21:27 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


世界中の期待を集めて実写映画化されることとなった鳥山明の人気マンガ「ドラゴンボール」。しかし、主人公の孫悟空が学生であることや宿敵ピッコロ大魔王の肌が緑色でないこと(白い肌から途中で緑に変わるとの情報も)など、原作と違った設定に世界中のファンから批判が続出した。また、製作会社が完成度に不満を抱いたことからお蔵入りの噂も流れている。

こうした中で、外部の人間を対象とした試写会を行ったところ観客から失望の声が上がり、2009年春に公開できない可能性が出てきたと中国紙東亜通信が伝えている。不評の原因は、やはり原作との相違だったようだ。

同紙によると、試写会でおもに不評だったのは以下の点。

・亀仙人がエロくないこと
・クリリンと天津飯が登場しないこと
・孫悟空とチチのディープキスシーンがあること

孫悟空の師匠である亀仙人(武天老師)を演じるのは、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」で強面の海賊役を演じたチョウ・ユンファ。コミカルな役柄にも定評のあることから原作の亀仙人に近づくことが期待されたが、亀仙人の魅力の一端を担う「エロさ」は設定から排除された模様。これについては、日本のネットからも「エロくなければ亀仙人じゃない」などの声が上がっている。また、ハリウッド映画にラブシーンはつきものだが、孫悟空とチチのディープキスは原作ファンが見たくないシーンの1つだろう。

さらに、孫悟空の養祖父である孫悟飯(ランダル・ダク・キム)や亀仙人の師匠である武泰斗(アーニー・ハドソン)、ピラフ一味のマイ(田村英里子、映画ではピッコロ大魔王の部下)らが登場するにもかかわらず、原作では主要キャラクターとして人気の高いクリリンや天津飯が出てこないことに不満を抱いているファンが少なくないようだ。

同紙によると、製作側は「この作品はドラゴンボールファンのためのものではなく、新しくドラゴンボールのファンになる人々に向けて作ったものだ」(サーチナより)と反論しているようだが、原作が世界的な人気を得ている作品なだけに、公開されればさらなる批判が噴出しそうだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.