56歳の米女性が3つ子を出産、産まれた赤ちゃんは彼女の「孫」。

2008/10/27 20:53 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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世界で最も高齢で出産をした記録を持つ女性はインドに住む70歳の女性だそうですが、今回米国のオハイオ州で出産したジャッキー・ワレンバーグさんも56歳と言いますから、出産する年齢としてはかなりのご年配です。

ジャッキーさんは、先日三つ子を出産しました。ところが、この三つ子、実は彼女にとって孫にあたるというから、話がややこしいのです。

種明かしをしますと、ジャッキーさんが出産したのは体外受精で授かった赤ちゃん。そしてその受精卵は元々彼女の娘夫婦のものだったのです。要するに自分では子供を産むことが出来ない娘のために、母親が代理母をしたということ。

娘であるキム・コセーノさんと夫のジョーさんは、最初養子を迎えようとしていたそうですが、ジャッキーさんの提案を受けて、今回の代理出産に踏み切りました。体外受精で妊娠した場合、複数の赤ちゃんが一緒に生まれてくる可能性が高いのですが(妊娠の可能性を高めるため、1度に何個もの受精卵を子宮内に入れる)、ジャッキーさんの場合も3つの受精卵がおなかの中で育ったのでした。

産まれてきた赤ちゃんたちは、未熟児状態だったのですが、健康に育っており、ジャッキーさんも産後の体調は良好だそう。体力的には相当辛かったと思いますが、それでも今回の代理母をやり遂げた彼女には、大きな母の愛があるに違いありません。

孫たちがこの世に産まれてくるために、自分の身体を提供したジャッキーさん。これからも素晴らしい「おばあちゃん」として孫の成長を見守ってくれることでしょう。

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