WBCドミニカ代表最強メンバー招集? 日本人メジャーリーガーと比較。

2008/10/23 23:58 Written by コジマ

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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の代表監督選びが難航している日本だが、来年3月に開催される第2回大会では王座防衛が至上命題。その栄冠を奪おうと牙を研いでいる各国代表の第1ターゲットとなっているのは間違いないだろう。こうした中で、米大リーグで活躍する選手が多いドミニカ共和国が、最強メンバーを招集することを明らかにした。前回大会では米大リーグに所属する選手が集結しながらもベスト4止まりだったが、第2回大会では米国代表以上に日本連覇の障害となりそうだ。

今回、ドミニカ代表のスタン・ハビアー監督が明かしたWBC出場に同意している選手は、前回大会にも参加したアルバート・プホルス内野手(セントルイス・カージナルス)、ウラジミール・ゲレロ外野手(ロサンゼルス・エンゼルス)と、アルフォンソ・ソリアーノ外野手(シカゴ・カブス)、ペドロ・マルティネス投手(ニューヨーク・メッツ)の4人。このほか、ボストン・レッドソックスの主砲デビッド・オルティス内野手や今季途中にロサンゼルス・ドジャースに移籍したマニー・ラミレス外野手らが有力視されているという。

このほかの選手を含め、ドミニカ代表候補の今季成績を見てみると、

【投手】
ペドロ・マルティネス(メッツ) 5勝6敗 防御率5.61 奪三振87
アービン・サンタナ(エンゼルス) 16勝7敗 防御率3.49 奪三振214
エディンソン・ボルケス(レッズ) 17勝6敗 防御率3.21 奪三振206
ファウスト・カルモナ(インディアンス) 8勝7敗 防御率5.44 奪三振58
ホセ・バルベルデ(アストロズ) 6勝3敗44セーブ 防御率3.38
フランシスコ・コルデロ(レッズ) 5勝4敗34セーブ 防御率3.33
【野手】
マニー・ラミレス(ドジャース) 打率.396 17本塁打 53打点 2盗塁
デビッド・オルティス(レッドソックス) 打率.264 23本塁打 89打点 1盗塁
アルバート・プホルス(カージナルス) 打率.357 37本塁打 116打点 7盗塁
ウラジミール・ゲレロ(エンゼルス) 打率.303 27本塁打 91打点 5盗塁
アルフォンソ・ソリアーノ(カブス) 打率.280 29本塁打 75打点 19盗塁
アラミス・ラミレス(カブス) 打率.289 27本塁打 111打点 2盗塁
ミゲル・テハダ(アストロズ) 打率.283 13本塁打 66打点 7盗塁
カルロス・ペーニャ(レイズ) 打率.247 31本塁打 102打点 1盗塁

一方、総動員が噂されている日本人メジャーリーガーの成績は、

【投手】
松坂大輔(レッドソックス) 18勝3敗 防御率2.90 奪三振154
黒田博樹(ドジャース) 9勝10敗 防御率3.73 奪三振116
岡島秀樹(レッドソックス) 3勝2敗1セーブ 防御率2.61
斎藤隆(ドジャース) 4勝4敗18セーブ 防御率2.49
【野手】
イチロー(マリナーズ) 打率.310 6本塁打 42打点 43盗塁
城島健司(マリナーズ) 打率.227 7本塁打 39打点 2盗塁
松井秀喜(ヤンキース) 打率.294 9本塁打 45打点 0盗塁
岩村明憲(レイズ) 打率.274 6本塁打 48打点 8盗塁
松井稼頭央(アストロズ) 打率.293 6本塁打 33打点 20盗塁
田口壮(フィリーズ) 打率.220 0本塁打 9打点 3盗塁
福留孝介(カブス) 打率.257 10本塁打 58打点 12盗塁

比較してみると、長打力に差が出ていることが分かる。米国やベネズエラも多数のメジャーリーガーが出てくることが予想されるが、今大会も日本のスモールベースボールが力を発揮することに期待したい。

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