7月31日に任天堂から発売されたニンテンドーDS向けソフト「リズム天国ゴールド」の累計販売本数が、100万本の大台を突破したことが明らかになった。発売から3か月弱と、ゆるやかな時間をかけてのミリオンだが、現在も毎週5万本前後を販売してランキング上位をキープするなど、依然堅調な売れ行きを見せている。

「リズム天国ゴールド」はリズムに合わせて「タッチする」「はなす」「はじく」の基本動作を繰り返す“ノリ感ゲーム”（※任天堂の公式分類によるジャンル）。かつて一世を風靡した「音ゲー」がそうであったのと同様、豊富に用意されたステージと簡単な操作により、幅広い年代の誰もが楽しめる内容となっている。また、榮倉奈々、高見沢俊彦（THE ALFEE）、なだぎ武が出演する楽しい雰囲気のCMも印象的な作品だ。

楽曲提供を含め、作品のプロデュースはつんく♂が担当している。そもそも「リズム天国ゴールド」と、その前身で2006年にゲームボーイアドバンス向けに発売された「リズム天国」は、つんく♂自らが企画書を書き、任天堂に飛び込みで送りつけたところから始まったもの。音楽家としての立場からそれまでの「音ゲー」に感じていた違和感を取り払い、リズムに焦点を当てた作品に仕上げたのが「リズム天国」だった。「リズム天国ゴールド」はその続編として、さらなる進化を遂げた作品というわけだ。

なお、2008年に発売された作品のニンテンドーDSのミリオンセラータイトルは、7月17日に発売された「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」（スクウェア・エニックス）、9月13日に発売された「ポケットモンスター プラチナ」（ポケモン）に続き3本目。ニンテンドーDS通算では25本目となった。