決戦前の西武・涌井にサエコがメール「有君に投げさせてあげて」。

2008/10/23 17:08 Written by コジマ

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昨季の屈辱的な26年ぶりBクラス入りから一転、4月から一度も首位を明け渡すことなく、西鉄時代を含めて21度目のリーグ優勝に輝いた西武。この勢いはプレーオフでも衰えず、クライマックスシリーズ(CS)第2ステージでリーグ連覇中の日本ハムを4勝2敗(アドバンテージ含む)で下し、4年ぶりに日本シリーズへの出場権を手にした。

そのCS第2ステージ第5戦の試合前、先発予定だった西武のエース涌井秀章投手のもとに、親友である日本ハムのダルビッシュ有投手の妻、サエコからメールが届いていたことが明らかになった。

その内容は「有君に投げさせてあげて」というもの。CS第2ステージ第2戦に登板し、三塁を踏ませない完璧な投球で西武打線を封じたダルビッシュ投手、次の登板は第6戦の予定だった。しかし、第5戦で西武が勝利するとCSが終了しダルビッシュ投手が登板することなく西武の日本シリーズ進出が決まってしまう。そこで、サエコ夫人は涌井投手に勝たないよう“依頼”したようだ。

この「内助の功」にはさすがの涌井投手も苦笑いしたが、サエコ夫人の願いをかなえるどころか、第2戦のダルビッシュ投手と並ぶ3安打完封で日本ハム打線を封じ、チームのCS制覇に大貢献。MVPと賞金100万円を獲得した。

こうしてダルビッシュ投手の登板機会を奪った涌井投手、サエコ夫人には「西武を応援してな」と返信。日本シリーズでは、この夫婦が涌井投手の心強い味方になることだろう。

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