「星野仙一氏のWBC監督就任反対」オンラインでの署名活動始まる。

2008/10/19 12:05 Written by Narinari.com編集部

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10月15日に開かれたWBC体制検討会議を受け、続投が確実な情勢になったとスポーツ各紙に報じられている星野仙一氏。北京五輪での惨敗でバッシングを受けている中、公式サイトで「たとえあったとしても、いや、ないんだけれど、こんな世論やメディアの状況のなかでやったとしても決して盛りあがらん」「今、火ダルマになっているおれがなんでまた“火中の栗”を拾うようなことをするのか」と発言し、WBC監督の辞退をにおわせていたにも関わらず、なぜ、再び「星野JAPAN」なのか。不信感を募らせるファンは少なくない。

「WBCも星野JAPANで」という流れに傾いているのは、WBC体制検討会議で最も推す声が大きかった王貞治コミッショナー特別顧問が「健康が優れない」との理由で固辞したこと、そして「現役監督は難しい」との意見が出たこと、さらに王氏が星野氏を推挙したことの3点が大きな理由とされている。また、この会議には出席していなかったが、かねてから星野氏を推している巨人の渡邉恒雄球団会長の意向も汲み取られているのではないか、との見方も根強いようだ。

そうした中、「星野JAPAN」にNOを突きつけるべく、有志がオンラインでの署名活動を開始した。舞台はオンライン署名サイト「署名TV」。署名活動を始めた理由を、企画者は次のように説明している。

「なぜ今、星野氏が推されているのでしょうか。WBCの監督に星野氏が適任なのでしょうか」
「北京五輪惨敗の総括も反省も中途半端のままですし、指揮官としての能力と識見、それに誠実さにおいて疑問を感じている人々は多いと思います」
「WBCに参加する選手たちには、思い切りプレーしてもらいたい。そしてファンとしても思い切り応援したい。よって、星野仙一氏のWBC日本代表監督就任に、反対の意思表明をするための署名を実施したいと思います」

開始したのは10月18日の昼頃からだが、19日の昼時点で750件を超える署名(目標署名数は1,000に設定)が集まっている。数分おきに署名が増えているような状態だ。署名をした理由についてもコメントが寄せられており、「責任を取らないでなぜ続投なのか」「出来レース」「やらないと言ったのにやるのか」と、署名の趣旨からすると当然ではあるが、辛口な意見がズラリと並んでいる。

過去に例を見ないほどのバッシングを浴び、監督としての手腕を問う声が依然根強く飛んでいるにも関わらず、就任が確実視されている星野氏。WBCの監督は、今月末に開催する第2回のWBC体制検討会議後に正式発表される予定だ。

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