子供を車内に置き去りにした父親、ストリップ・クラブでお楽しみ。

2008/10/17 20:42 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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「常識ハズレ」という言葉は、もしかしたらこの男のためにあるのかもしれません……。

サウス・カロライナのミートル・ビーチという町で、15日の夜遅く、警察に1本の通報がありました。とある駐車場で、赤ちゃんがベビー・シートに乗せられたまま、置き去りになっているというのです。警察が駆けつけると、そこにはたしかに女の子の赤ちゃんが……。しかも車はロックがかけられておらず、鍵もついたままでした。

赤ちゃんや幼い幼児の車内置き去りは、日本でも問題視されている行為ですが、米国では処罰がとても厳しいことで知られています。例えばハワイ州では、9歳以下の子供を車内に5分以上置き去りにした場合、500ドルの罰金が課される法律があるほどです。罰金だけならまだしも、この行為は児童虐待として取り扱われますので、逮捕されたり、子供の親権を失うこともあります。

さて、車のナンバープレートから所有者を割り出した警察は、近辺に聞き込みを始めます。そして、近くのストリップ・クラブにいた父親のアレン・ヘイル(27歳)を発見しました。

ストリップ・クラブで遊ぶのに、娘を置き去りにしたんかいっ! こういう施設がある場所は治安が悪いことが多いのですが、そこに鍵をつけたまま車から離れるというのも理解できません。車ごとカージャックされて赤ちゃんが誘拐でもされたらどうするつもりだったのでしょう?

しかもヘイル容疑者曰く、ストリップ・クラブにいたのは、ダンサーとして働く妻から携帯電話を受け取るためで、長居をする予定はなかったとか。しかし警察が彼を発見した時に、椅子に座ってタバコを吸いつつ、奥さん「ではない」ほかのダンサーからラップダンスのサービスを受けていた事実は、どうやったら説明できるというのでしょう?

現行犯逮捕されたヘイル容疑者、児童ネグレクトの処罰を受けることになるのでしょうが、さらに奥さんからもこっぴどく怒られることになりそうです。愛想を付かされてもおかしくないし……。

しかし発見が早く、母親が近くで勤務中だったのが幸い。赤ちゃんに危害が及ぶこともなく、すぐに大好きなお母さんが駆けてくれたのですから、きっと、抱き上げられて安心できたことでしょう。

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