「映画連続視聴時間」を競う世界選手権、123時間のギネス記録樹立。

2008/10/10 14:30 Written by Narinari.com編集部

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米オンラインDVDレンタルサービスの大手・ネットフリックスが10月2日から開催していた「映画連続視聴時間」を競う世界選手権「The Quest for the Popcorn Bowl」の優勝者が決定した。優勝したのはドイツのクラウディア・ワブラ氏と、カナダのスレッシュ・ヨアヒム氏。120時間23分の世界記録を保持し、「王者」として参戦していたインド人男性のアーシシャ・シャーマ氏を破り、123時間10分というギネス記録を樹立しての優勝となった。

優勝したクラウディア・ワブラ氏は、今年6月にシャーマ氏に破られるまでのギネス記録保持者。一方のスレッシュ・ヨアヒム氏はテレビ鑑賞(69時間)や片足立ち(76時間40分)、アイロンがけ(55時間5分)など、32のギネス記録を持つ、「ギネスに挑み続ける男」だ。参戦者の顔ぶれが明らかになったときから、シャーマ氏を破るならこの2人ではと目されていたが、その通りの結果となった。

123時間10分で見た映画は「アイアンマン」(2008)を皮切りに、「アメリカン・プレジデント」(1995)、「ボーン・アイデンティティ」(2002)、「キル・ビル vol.2」(2004)、「イングリッシュ・ペイシェント」(1996)などの作品を経て、最後の「テルマ&ルイーズ」(1991)に至るまで57本に上る。「テルマ&ルイーズ」の上映後には、同作にルイーズ役で出演していたスーザン・サランドンがゲストとして登場し、5日以上を不眠不休で駆け抜けた2人を祝福するというサプライズも。

記録樹立後、ヨアヒム氏は「この5日で多くの素晴らしいアメリカの映画を見て楽めたよ」と余裕のコメント。一方のワブラ氏は「ニューヨークで何か大きなことをしたかったので、ここで世界新記録が作れたことは、忘れられない経験です」と感慨深げだ。

この大会のルールは、スクリーンから目をそらすことなくノンストップで映画を観る……ただそれのみ。ただし、挑戦者は各映画の合間に10分の休憩を取ることができ、スクリーンから目が離れない限り、飲食や、起立、ストレッチなどは許可されている。医学のプロによって、本当に映画を観ているのか、それともただスクリーンを見つめているのかの判定も行われた。

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