「悪魔城ドラキュラ」がハリウッドで実写映画化、コナミが正式発表。

2008/10/09 20:22 Written by Narinari.com編集部

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1986年にファミコンのディスクシステム用ソフトとして発売されたのを皮切りに、22年間に渡ってさまざまなハードでシリーズ展開を見せてきた「悪魔城ドラキュラ」シリーズ。欧米でも「Castlevania(キャッスルヴァニア)」のタイトルで多くのファンの心を掴んでいる作品だが、この「悪魔城ドラキュラ」がハリウッドで実写映画化されることが、現在開催中の「東京ゲームショウ」で正式発表された。

「東京ゲームショウ」で行われたコナミの発表に登壇した五十嵐孝司氏(「悪魔城ドラキュラ」シリーズのプロデューサー)によると、まだ詳しい内容については固まっていない状態のため、公開できる情報がないものの、「メガホンを執るのはシルバン・ホワイト監督」「製作はクリスタル・スカイ・ピクチャーズ」「世界各国で公開予定」ということだけはすでに決定しているという。

シルバン・ホワイト監督はあまりなじみのない映画監督だが、これまで青春ダンスムービーの「ストンプ・ザ・ヤード」(2006年)や「ラストサマー3」(2006年)などの監督を務めてきた。でも、実績らしい実績を残していないのがやや不安なところ。それだけでなく、特に「ラストサマー3」はあまり評判が良くないことで知られており、例えばYahoo!映画のレビューでは5点満点中1.47点、コメントも「全然おもしろくない」「これはひどい」「期待はずれもいいとこ」と辛辣なものばかりだ。

ネットでは1年以上前から「悪魔城ドラキュラ」の映画化に関する噂がチラホラと流れていたが、当初は「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が起用される、と言われていた。ところが、紆余曲折を経てポール・W・S・アンダーソン監督は降板。そのため、シルバン・ホワイト監督の起用は代役的な意味合いが強い。

「ドラキュラとの闘いを描くアクションホラー」という題材は、映画の題材として扱いやすいため、ハリウッド実写化は悪い判断ではない。ただ、ファンの多い作品だけに、その分期待も大きくなるもの。シルバン・ホワイト監督のテリトリーであるB級ホラーではなく、A級のエンターテインメント作品に仕上がることを願うばかりだ。

☆「実写映画化」と報道されたゲーム作品の例
09年公開「ストリートファイター」(正式発表済み)
09年公開「クロックタワー」(正式発表済み)
11年公開「鬼武者」(正式発表済み)
公開未定「ロストプラネット」(正式発表済み)
公開未定「デビル メイ クライ」(正式発表済み)
公開未定「鉄拳」(正式発表済み)
公開未定「SIREN」(正式発表済み)※
公開未定「パックマン」(2002年に報道)
公開未定「グランド・セフト・オート」(2004年に報道)
公開未定「PONG」(2005年に報道)
公開未定「Halo」(2005年に報道)
公開未定「メタルギアソリッド」(2007年に報道)
公開未定「ゴッド・オブ・ウォー」(2008年に報道)
公開未定「モノポリー」(2008年に報道)
公開未定「バイオショック」(2008年に報道)
※「SIREN」は堤幸彦監督版とは別のハリウッドリメイク。

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