中日・落合監督の「禁ガンダム」緩和、CS進出で福嗣さんが温情。

2008/10/07 23:38 Written by コジマ

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今季初の7連勝で10月4日にクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた中日。阪神、巨人との首位争いに加われないどころか広島に3位を脅かされる苦しいシーズンだったが、5戦無敗でCSを制して53年ぶりに日本一の栄冠を手にした昨季同様、今季は3位から日本シリーズ進出を狙っている。

そんな中日を指揮する落合博満監督にとって、気になるのが長男・福嗣さんと交わしていた「ガンダムペナルティー」だ。「機動戦士ガンダム」好きで有名な落合監督、自宅には初代ガンダムから最新作「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」の登場機までのプラモデルやポスターがところ狭しと飾られており、昨オフには「ガンダム00」第1シーズン(昨年10月〜今年3月放送)のビデオを1日3〜5回は見ていたほど。しかし、今季開幕前に福嗣さんと「日本一もリーグ優勝も逃せばガンダムは1年間禁止、リーグ優勝だけかCSから日本一なら半年間禁止」という約束をしていたのだ。

この約束からすると、落合監督は「半年間禁止」以上のペナルティーが科されることしか道は残されていない。しかし、福嗣さんの温情でこのペナルティーが緩和されることになったようだ。

9月28日に開かれた「ガンダム00」第2シーズン(10月5日から放送)の試写会にビデオメッセージを寄せ、福嗣さんと交わしたもう1つの約束「リーグ優勝が決まるまでガンダムを見ない」を破ったことを告白。メディアには「中日苦戦の理由か」などと報じられていたが、福嗣さんはこれに腹を立てるどころか「ガンダム禁止となったら、禁断症状が出るはず。寝言でも“ガンダム…”とつぶやくかもしれない」(東京スポーツより)と寛大な心をみせ、前述の約束すらも「日本一を逃せばガンダム禁止の期限は来年の開幕まで。日本一になれば『ガンダム00』第2シーズンの視聴は、ビデオを含めて週1回まで許される」に緩和したという。

これには、福嗣さんの「ガンダムのために勝つということではなく、日本一を目指す上で1つの励みになってくれれば…」(同紙より)という思いが込められているのだとか。その一方で、落合監督の自室に飾るガンダムのプラモデル約15個やポスターなどはすべて福嗣さんの部屋に移し、「父ちゃんがボクの部屋に入ってくる時には、すべてのガンプラ(ガンダムのプラモデル)にカバーをかけて見ることも触れることも禁止する」(同紙より)との厳しさもみせている。

10月4日の巨人戦に勝利してCS進出を決めた際、福嗣さんに電話で「おい、3位になったぞ! CS進出が決まった。わかってるか。CSに出られるということは5日(放送)のガンダム(00のセカンドシーズン第1話)は見られるということだ」(同紙より)と語ったという落合監督。オフのガンダム三昧を目指し、CSは大奮起するに違いない。

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