柔道・内柴正人選手が石井慧選手に怒り爆発、ブログで決別宣言。

2008/09/27 21:13 Written by コジマ

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北京五輪で25個のメダルを獲得した日本選手団、特に柔道は7つのメダルをもたらしてくれた。その中でも、男子100キロ級の石井慧選手(国士舘大)は初の五輪で金メダルに輝いたが、その一方で五輪前から奔放な発言が話題となっている。

金メダル獲得後は「ビッグマウス」に磨きがかかっているほか、プロレスラーの小川直也選手(バルセロナ五輪銀メダル)の道場に金メダルを寄贈しようとするなど、日本連盟にとって頭痛のタネになっている。連盟は五輪後のテレビ出演をすべて断ったが、コメントを求めようと取材は殺到している状態だ。

こうした中で9月25日、石井選手は高校、大学の先輩である男子66キロ級金メダリストの内柴正人選手(旭化成)とともに都内の特別支援学校などを訪問した。北京五輪柔道代表のキャプテンを務めていた内柴選手は、かねてから石井選手に対して「あいつは苦労してないからそういう発言が出る。もっと苦労した方がいい」と苦言を呈していたが、石井選手はこの日、集合時間に遅刻。その言い訳は「部屋で物思いにふけっていたため」というものだった。

さらに、障害を抱える児童が在籍する特別支援学校で「北京五輪は自分の実力で優勝できた。天才だったので優勝できたが、これからも努力していきたい。皆さん一緒に努力していきましょう」、母校の国士舘高で行われた報告会では「優勝できたのは、皆さんの応援のおかげではなく、自分の才能のおかげです」などと発言したことから、内柴選手は言葉にこそ出さなかったが、内心は怒り心頭。石井選手と写真に入ることを避けるため、予定されていた生徒との記念撮影をせずに母校を後にした。

そんな内柴選手に対し、石井選手は反省するどころか「怒るんだったら(主催者は)最初から呼ばないでほしい。自分も練習の合間を縫って来ている」と逆ギレ発言していたが、今回のことで内柴選手の怒りがついに爆発した。9月26日に更新した自身のブログで、石井選手を猛烈に批判したのだ。

内柴選手は、石井選手が五輪で金メダルを獲得した際にもブログで「おめでとうだぜコノヤロウ!!!」と祝福しつつ、「またあいつの減らず口が炸裂し始めるような気が。言わなきゃいいこと言うし、言わなきゃいけない事言わないし」「インタビューはなんて言うのだろう」と、後輩のビッグマウスを懸念していた。

しかし、今回のエントリーでは石井選手をたしなめる文章ではなく、「途中で帰ってきました! 脱走だす。石井があまりにも偉い人なんで!」「五輪のことを『ちっぽけ』とか言うし遅刻するし なんか一緒にされたら困るからね」と皮肉たっぷり。その一方で、「気分が悪い!」と怒りをあらわにしている。最後は「感謝を込めて石井とちやほやされるのはやめときます」と締めくくった。

現在、このエントリーは削除されているが、直後のエントリーで「あれっ 僕の日記が一個消えとる・・・、まぁいいか、人の事より自分の事をしっかりしないとね」としていることから、ネットでは「日本連盟が削除させた」などの憶測も飛び交っているようだ。

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