ジョニー・デップが4たび大海原へ、「パイレーツ」続編の出演に合意。

2008/09/26 22:33 Written by コジマ

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カリブ海を舞台に、ハリウッドならではの壮大なスケールで海賊たちの活躍を描いた「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ。特に2006年公開の2作目「デッドマンズ・チェスト」は空前のヒット作となり、世界興行収入は10億6033万2628ドル(約1115億8940万円)を記録、「タイタニック」「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」に次ぐ歴代3位にランクされている。

同シリーズは、昨年公開の3作目「ワールド・エンド」(世界興行収入歴代6位)で一応は完結したが、2作目の公開前から噂に上っていたのが続編の存在。その後、4作目が好評ならさらにその続編2作を製作することをプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが語っており、4作目は2011年に公開されることを海外の映画情報サイトが報じた。その「6部作構想」の先駆けとなる4作目の製作も、まもなく開始されるようだ。

ところが、物語で重要な役割を担うヒロインのエリザベス・スワン役を演じたキーラ・ナイトレイが、9月初めにカナダで開かれたトロント国際映画祭で「あの3部作は素晴らしい特別な作品。出演できてとても幸運だったと思う。でも、私の海賊の日々は終わったから続編の出演はない」と発言。4作目の船出に暗雲をもたらした。

こうしてヒロインにフラれてしまった「パイレーツ・オブ・カリビアン」だが、3作目の撮影を終えた時点で「まだジャック・スパロウというキャラクターにさよならを言う心の準備ができてない」と語っていた主役のジョニー・デップは出演に合意。ジャック・スパロウ船長が4たび大海原へ出航することになった。

交渉は丸1日かけて行われたものの、ジョニー・デップはバネッサ・パラディとの息子に「ジャック」と名付けるほどこのキャラクターに入れ込んでいただけに、続編への出演を快諾した模様。これと同時に、ジェリー・ブラッカイマー製作の最新作「ローン・レンジャー」や、ティム・バートン監督の最新作「不思議の国のアリス」への出演にも合意した。「ローン・レンジャー」では主人公の相棒、「不思議の国のアリス」では帽子屋(狂った帽子屋)を演じるという。

エリザベスの登場がなくなったことで、恋人のウィリアム・ターナー・ジュニアを演じたオーランド・ブルームの出演も危ぶむ声もあるようだが、スパロウ船長の新たな航海がどんな展開となるのか、いまから期待が高まる。

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