米国で、一風変わったカレンダーが発売されました。それはカリフォルニア州サンフランシスコにあるピエロ養成学校の学生らが卒業記念として作製したもの。中身は学生らがピエロのメイクのままモデルとなっているのですが、奇抜なことに、彼らは全員ヌードでポーズを取っているのです。今までにも消防士や警察官の団体が現役の人々をモデルにしたヌード写真のカレンダーを販売したことはありましたが、ピエロのヌードとは意外なところを突いています。

しかし、この大胆なプロジェクト。実はいたって真面目な理由があってのことなのです。ジュディ・フィネルさんという、サンフランシスコを中心に活躍したピエロの女性がいるのですが、彼女は多発性硬化症という病気を患っており、今では体を使ったピエロの仕事をすることが出来ません。

ただ、この病気の研究と治療を目的とした基金活動を積極的に行っており、彼女の活動に賛同した学生らがボランティアでのカレンダー作成を思いつき、売上金のすべてを寄付することにしたのです。

カレンダーは、米国ではクリスマス・プレゼントとしても人気のアイテム。もしかしたら、この摩訶不思議なピエロのヌードカレンダーをもらう人が、今年は意外と多いかも知れませんね。