デジカメを無線LAN対応にするSDカード「Eye-Fi」、年内に日本上陸へ。

2008/09/24 18:27 Written by モノメトロ編集部

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昨年米国での販売が始まって以来、「革新的な製品」として話題を呼んでいる「Eye-Fi Card」。SDメモリカードスロットを有するデジカメなら、ほぼすべてを無線LAN対応にしてしまうという驚くべき製品だが、この「Eye-Fi Card」が年内にも日本でも発売されることが明らかになった。

「Eye-Fi Card」は容量2GBのメモリ領域と無線LAN機能を備えたSDメモリカード。これまでもSDIO規格(SDカードと同じ形状で、機能を拡張した規格)に対応した無線LANカードは登場していたが、SDIO対応スロットを有する機器以外では利用することができなかった。でも、「Eye-Fi Card」ならば、ごくごく普通のSDメモリカードスロットに差し込むだけで、無線LANが利用できてしまう。無線LANの電波が入るスポットであれば、撮影した写真をすぐにネットへアップロードしたり、自分のパソコンに転送することも可能だ。ただし、ブラウザ経由のログイン認証が必要な公衆無線LANサービスには対応していない。

デジカメ側ではただの2GBのSDメモリカードとして認識されるため、無線LANの設定はすべて付属の USBカードアダプタを接続したパソコン経由で行う。付属のソフト「Eye-Fi Manager」では、アップロード先や転送先の設定のほか、転送時に自動的にリサイズする設定もできる。こうした設定をしておくだけで、次回利用時からは自動的に転送ができる仕組みだ。

現在、公式にサポートが表明されているのはFacebookやFlickr、TypePad、VOX など20以上のネットサービス(現時点では日本のSNSやブログサービスに利用できるかは不明)。日本でも「Eye-Fi Card」への関心は高いだけに、日本上陸が楽しみな製品だ。

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