現役Jリーガー選「必殺ゴールパターンBEST30」、闘莉王が1位に。

2008/09/22 23:57 Written by コジマ

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例年以上に注目を浴びている今季のJリーグだが、その影響か、ピッチ内外での不祥事がスポーツ紙などの紙面を賑わせることが多くなった。特にサポーター同士のマナーを逸脱した対立は深刻で、9月20〜21日に行われた第25節でも柏−鹿島戦、大宮−浦和戦で両サポーターによる小競り合いが繰り広げられている。

こうした暗い話題を吹き飛ばしてくれるのが、選手たちの活躍だ。海外リーグに比べて劣るといわれるJリーグだが、トップリーグで活躍する選手と比べても遜色ないような素晴らしいプレーも随所に見られる。こうしたプレーの中で、現役Jリーガーらが選ぶ「必殺ゴールパターンBEST30」をサッカー専門誌「週刊サッカーダイジェスト」最新号が発表した。

このランキングは、まず全18チームの担当記者が各チームの得点パターン5つをピックアップし、同誌編集部がその中から50パターンを選出。さらにJリーガーと解説者2人によるアンケート調査によってベスト30を決定した。審査には全18チームの守備陣から1選手以上が参加しており、実名を公表しているのは横浜FMのMF河合竜二選手、大分のDF上本大海選手、千葉のMF下村東美選手、FC東京のGK塩田仁史選手、柏のMF大谷秀和選手、新潟のDF永田充選手、東京VのDF土屋征夫選手、川崎FのMF谷口博之選手、磐田のMF茶野隆行選手とMF大井健太郎選手。また、解説者は金田実稔氏、奥大介氏が参加した。

1位に選ばれたのは、浦和DF田中マルクス闘莉王選手の「高さを生かしたセットプレー&パワープレー」。180ポイントを獲得し、2位に15ポイントの差をつける圧倒的な評価を受けている。選出に当たったJリーガーからは、どんなマークにも競り勝ち、分かっていても止められないなどの声が漏れている。

2〜4位はそれぞれ1ポイント差の接戦となったが、J1得点王争いでトップに立っている鹿島FWマルキーニョス選手の「巧みなフィニッシュワーク」が頭ひとつ抜けて2位。3位は川崎FのFWジュニーニョとMF中村憲剛選手の「ホットライン」、4位はG大阪MF遠藤保仁選手の「プレースキック」が選ばれた。

以下、柏FWフランサ選手の「超絶キープからのスルーパス」、横浜FMのDF中澤佑二選手の「セットプレーでのヘッド」、大分FWウェズレイ選手の「多彩にフィニッシュ」、鹿島MF小笠原満男選手を中心とした「中盤による分厚い崩し」、神戸のFW大久保嘉人選手とFWレアンドロ選手の「スピードを生かしたカウンター」、G大阪MF二川孝広選手の「ゴールを意識したダイレクトプレー」がトップ10となっている。

チーム別に見てみると、ベスト30の中で浦和と鹿島が4パターンでトップ。川崎F、G大阪、大分、名古屋が3パターンで並んだ。また、個人では浦和FW田中達也選手(12、23位)と京都FW柳沢敦選手(12、26位)が2パターンで名前が挙がっている。

同誌はこのほか、Jリーグ歴代必殺ゴールパターンも発表しており、ここでは1993年ヴェルディ川崎(現東京V)の「ビスマルクのスルーパスからカズのフィニッシュ」が1位に輝いた。

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