「高校生クイズ」の白熱展開は演出だった? 出場者がブログで激白。

2008/09/10 23:52 Written by コジマ

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「アメリカ横断ウルトラクイズ」の弟番組として1983年に始まった日本テレビ系の「全国高等学校クイズ選手権」。毎年、全国の予選を勝ち抜いた各校が知力とチームワークを駆使して戦う姿は、「クイズの甲子園」の愛称にふさわしい感動を与えてくれる。

28回目を迎えた今年は日本テレビ開局55周年記念番組として9月5日に全国大会の模様が放送され、インターネットで行われた特別大会で1位の東海高校(愛知県)が優勝したが、出場者とみられる人物が放送内容についてブログで怒りの声を上げた。この人物は、ブログの内容から準優勝校の一員と推測されている。

ブログでは冒頭から「日テレふざけるなああああぁぁぁぁぁぁ!!!」と大書。実際の決勝戦は「あれホントは2セット先取だったんです。5Pで1セット。それで東海がとってその後開成が1セットとって最後に東海がとって東海が優勝って展開だったんです」という状況だったが、放送では編集によって重要な部分がカットされていたという。

そのため、この人物は「編集していかにも白熱した戦いだったかのように作ってるんじゃねーよ!!!!!」と指摘し、「マスコミの恐ろしさを身をもって体験しました」とつづっている。

今回の「高校生クイズ」は、これまでの傾向とがらりと変えて知力重視のガチンコ勝負となった。白熱した戦いは視聴者からの評判も上々で、視聴率は14%を記録。昨年の8.6%と比べるとかなりの回復だ。その一方で、バラエティー色の弱い内容や進学校を重視した放送姿勢に対しての批判も上がっている。

指摘されている部分のカットが演出のためなのか、それとも放送時間との兼ね合いでやむを得ないことなのかは分からないが、この出場者は思わぬところで“社会勉強”をするはめになったようだ。

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