いなくなったチワワを探していた女性、住宅街で「なぜか」発砲。

2008/09/08 21:38 Written by Maki K Wall@駐米特派員

このエントリーをはてなブックマークに追加


銃社会の怖さを改めて感じさせる事件が起きてしまいました。

先週末、オクラホマ州はトルサ市の郊外でのこと。深夜、とある民家の前に集まっていた人々のところに、「近所に住んでいるんだけど……」と30代の女性が近寄ってきました。彼女はペットのチワワがいなくなってしまったそうで、その犬を見つけるために周囲を探し回っているというのです。

しかし、それらしきチワワを見かけたことがない隣人らは、この女性にそのことを伝えました。すると女性はいったんはその場を離れて、ほかの場所を探しにいった様子だったのです。

ところが数分後、また同じ彼女が人々の前に現れ、チワワをみなかったか? と質問しだしました。

「さっきも同じことを聞いたのに、おかしいなぁ……」

と、思いながらも、そこに集まっていた人々は、また先ほどと同じく「そんな犬など見ていない」と彼女に言ったのです。ちょっと奇妙な言動なので、さっさとどこかに行って欲しい……。そんな気持ちもあったのかもしれませんね。

そして彼らの答えを聞いた女性は、不満げにまたその場を立ち去ろうとしたのですが、数メートル歩いて振り向くと、なんと突然隠し持っていた銃を構え、人々に向けて数回発砲。女性はそのまま走り去ってしまいました。

イキナリの銃弾に人々はパニックに。弾は一人の足にあたり、もう一人の体をかすめたものの、幸い致命傷には至らなかったそうですが、不特定多数の人が集まる方向に向かって銃を発砲するなんて、正気の沙汰じゃありません。犬がいなくなったのは、別に彼らのせいでもなんでもないのに……。

翌朝になっても、この女性の身元は判明しておらず、行き先も判らないままだそうで、事件のあった民家周辺では、いまだに緊張が走っているそうです。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.