バーレーンとウズベクが岡田ジャパン包囲網? 日程を有利に変更。

2008/09/07 18:51 Written by コジマ

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本大会に出場できる32枠をめぐり、世界各地で予選が行われているサッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会。アジア地域では最終予選が始まり、岡田武史監督率いる日本は9月7日に初戦の相手バーレーンを敵地で破った。終盤にオウンゴールを含め2点を失ったものの、好調なスタートを切ったといえるのではないだろうか。

こうした中で、ともにA組のライバル国であるバーレーンとウズベキスタンが、当初予定されていたホーム&アウェー戦の日程を両国の有利なように入れ替える工作を行っていることが明らかになった。この変更により、両国は余力が残して日本戦に臨めるという。

今大会のアジア最終予選は、3次予選を突破した10カ国がA、Bの2組に別れてリーグ戦を行い、各組の上位2チームが本大会への出場権が与えられる。国際サッカー連盟(FIFA)が発表した最新の世界ランキングによるとA組では日本が35位、オーストラリアが39位と突出しており、ウズベキスタン(59位)とバーレーン(66位)はカタール(81位)とともに予選突破は困難とみられている。

こうした状況を打開するため、バーレーン代表アシスタントコーチのハリド・タージ氏らが仕掛け人となって日程入れ替えという秘策に打って出た。来年2月11日にウズベキスタン・タシケント、6月17日にバーレーン・マナマで予定されている両国のホーム&アウェー開催地を交換するというもので、極寒のマナマでの対戦をバーレーンが、酷暑のマナマでの対戦をウズベキスタンが避けたいという利害が一致。両国の連名でFIFAやアジアサッカー連盟(AFC)に申請した。すでにFIFAから内諾を受けている可能性も指摘されている。

スポーツ報知によると、当該2カ国のサッカー協会間で合意に至れば、開催地の変更は可能とのこと。選手の体調面や環境面で多く利点があるこの入れ替えは、両国にとって日本戦をはじめA組での戦いを有利に運べる材料となりそうだ。

これについて、日本代表関係者は「全く聞いていない。本当に可能なのか?」(スポーツ報知より)と衝撃を受けているようだが、日本協会も2月11日のオーストラリア戦を万全な状態で迎えるために、アジア杯予選の日程を変更するようAFCに申請している。

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