「格差、格差ってうるさいんじゃ」竹原慎二の痛快人生相談が話題に。

2008/09/04 18:30 Written by Narinari.com編集部

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昨年3月29日に公式ブログを開設後、ユーモアな語り口と〆言葉の「じゃあの」が瞬く間に人気を呼び、その文才が知られるようになった竹原慎二。元世界ミドル級王者(通算25戦24勝1敗18KO)にまで上り詰めたボクシング現役時代、バラエティ番組「ガチンコ!」(TBS系)の企画「ガチンコ・ファイトクラブ」で見せた鬼コーチ時代に比べると、まるで別人のような一面を見せてくれている。

そんな竹原慎二が、ヤフーの提供しているウェブマガジン「月刊チャージャー」で「竹原慎二のボコボコ相談室」なるコーナーを担当しているのをご存知だろうか。サラリーマンの悩み相談を竹原慎二がぶった斬るという内容なのだが、現在公開中の「大手へ転職したが、学歴で収入格差。不平等な会社や社会にやる気をなくした」(機械メーカー:Aさん 30歳)という相談への痛快な回答が話題になっている。

相談内容はこうだ。大卒ではあるものの、あまり良い大学を出ていないというAさん。最初に就職した小さい町工場から、一生懸命努力をして大手企業に中途入社した。でも、その会社では生え抜きで高学歴の社員との給与格差が大きく、やる気が下がっている。5年後には2倍くらいになりそう。Aさんはサービスの部署にいて、高学歴な設計部署が新商品を出して失敗するたびに客に怒られているのに、設計部署はまた失敗作を作ってくる。なぜ学歴だけでこんな差別を受けなければならないのか、と。そして「所詮、日本なんてまだまだ学歴社会なのでしょうか? 平等な社会・会社を夢見ている自分がオメデタイだけなのでしょうか?」と疑問を投げかけている。

この相談に対し、竹原慎二は「自分のデキの悪さを棚に上げて、格差、格差ってうるさいんじゃ」と真っ向から反論。「一流の大学を出た奴ってぇのは、遊びたい盛りにガマンして勉強してたってことじゃろ」と高学歴の人たちが努力の末に現在の仕事を掴んでいると説明しながら、「ガマンせずに遊びまくってヘッポコ大学しか出れんかったお前は、大手企業に拾ってもらっただけで上出来じゃねぇか」とAさんを一刀両断だ。

そして違う仕事をしている人たちとの給与格差を嘆いていることには、「給料の出どころは、会社の利益じゃ。だったら、新しいモノを作って利益を生み出す設計のほうが、たくさんカネもらえて当たり前じゃねぇか。文句あるんなら、自分が設計の部署に行きゃええだけの話」とガツンと一言。最後は「お前が言うように全員が平等に同じ給料だったら、不公平じゃと思わんか」「きょうび、社会主義の国にも格差はある。平等じゃなく公平なんじゃ」と結んでいる。

Aさんの相談をまさにボコボコにした内容だが、2ちゃんねるやmixiの日記では、「なんという正論」「突っ込むところがない」「本当に竹原慎二が答えているのか」など、称賛の声が続出。竹原慎二の歯に衣着せぬ、小気味良い物言いに、またファンが増えたようだ。

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