「恋路の邪魔」をしたオーストラリアの男性、カンガルーに蹴られる。

2008/09/03 14:36 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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「動物に襲われる」というのは、命に関わる大惨事になることもあるので、当然、面白おかしく考えてはいけません。でも、動物の種類によっては、妙に「とほほ」な感じに包まれるというか、なにかこう「お気の毒」と同情しつつも、ニヤリとしてしまうこともあるのです……。

オーストラリアはメルボルン。この郊外の北地区にて、先日ジョギング中だった男性が、カンガルーに襲われてしまいました。カンガルーといえば後ろ足の蹴りが大変パワフルで、下手をすると人間なら内臓破裂しかねないほど。これほどの攻撃力を持つキックをお見舞いされてしまうとは、なんとも気の毒であります。

しかしこの男性、どうやら自業自得なところもあったようなのです。なんでもこのオスと、もう一匹その場にいたメスのカンガルーとの間を走り抜けていたのだとか。仲むつまじくしていたところに、イキナリ割って入ってきた人間がいたら、カンガルーだって面白くないかもしれませんね。知らなかったとはいえ、恋路の邪魔はいけません。

一応この男性は自分の身を守るためにカンガルーとの攻防を繰り広げたのち、友人の家に逃げ込んで救急隊が到着するまで待っていたそうですが、頭部には大きな引っかき傷、胸部と腕、そして手の部分にも小さな切り傷を負ったそう。カンガルーの蹴りは本当に破壊的。コレぐらいのケガで済んだのはラッキーでした。

「人の恋路を邪魔するヤツは、馬に蹴られて死んでしまえ」といいますが、この場合、男性がカンガルーの恋路の邪魔をして、カンガルー自身から蹴られて、死にそうになったというところでしょうか。

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