「阪神の今岡誠内野手を解雇or大減俸」報道、阪神ファンの反応は。

2008/09/02 18:52 Written by Narinari.com編集部

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2003年には1番打者として首位打者(打率.340)、2005年には5番打者として打点王(147打点)のタイトルを獲得し、いずれも阪神のリーグ優勝に大きく貢献した今岡誠内野手。そのバッティングセンスは「天才」と称され、全盛期には「今岡がいれば阪神は安泰」「セ・リーグを代表する打者」と呼ばれたこともあったが、2006年以降は成績が下降線をたどっている。今季は開幕から5番打者で起用されたものの、33試合に出場し、打率.151、2本塁打、11打点。5月25日には2軍に降格となり、現在まで1軍からお呼びがかからない状態だ。

こうした中、9月2日付けのサンケイスポーツが「阪神・今岡、解雇イヤなら大減俸」と、球団が今オフにも今岡選手に進退を迫ると報じた。記事によれば、球団は野球協約が定める減額制限の40%を超える年俸1億円以下(今季年俸は2億2,000万円)を提示する構えで、この条件をのまないのであれば退団の道を歩むことになるという。

この報道を受け、mixiのコミュニティ「阪神タイガース」にはファンの意見が相次いで寄せられているが、「球団側としては我慢し続けた方だと思う」「2億の選手じゃないでしょう。起こって当然の論議」「その選択は仕方ない」「限界だと思います」と、球団の方針に理解を示す声がほとんど。ただ、阪神の功労者でもあり、その実力自体は認めているファンは解雇を望んでいるわけではなく、大減俸を受け入れてでも巻き返して欲しいという、前向きな意見も目立つ。3年続けて成績を残していなくても、ファンは今なお「復活」を待ち続けているわけだ。

そうなると、やはり問題は今岡選手自身の気力。昨年7月に2軍落ちを経験した際には自身のブログに「7月25日(水)’07年シーズンも後半に入りこれから、という第二戦のこの日。遠征先の名古屋で、突然“登録抹消”を言い渡されました。いろいろな意味で心底衝撃を受けました」「新聞には無言での帰阪と出ていました。話さないのではなく、本当にショックで言葉を失ってしまいました」「ファーム落ちという状況にあるのは、自分の責任。誤解を恐れずに今の心境を表現すると、“進退”という言葉が頭に浮かんでいる」と、一時は「進退」が頭をよぎっていると発言したこともあった。

今季はそこから立ち直り、並々ならぬ決意で臨んでいただけに、またしてもシーズンの大半を2軍で過ごしてしまった現実を前に、再び「進退」の二文字が頭に浮かんでいたとしてもおかしくはない。今岡選手は9月11日で34歳。阪神で現役続行か、他球団への移籍を模索するか、引退するか。今オフ、今岡選手はどのような決断を下すのだろうか。

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