米デザイン賞受賞者の「木製ケータイ」が話題、商品化を望む声も。

2008/08/06 12:23 Written by モノメトロ編集部

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今年度の米デザイン賞「IDEA(International Design Excellence Award)」にエアコン「フリー・ウィンド」を出品し、学生の部で銀賞を受賞した韓国人のEunhak Lee氏とHyunjin Yoon氏。IDEA受賞によって、2人が今年7月に発表した携帯電話のコンセプトデザインが、米国のブログなどで注目を浴びている。「メイプル・フォン」と名付けられたこの携帯電話は、外殻がすべて木製フィルムで覆われているのが特徴。スライドすると液晶画面が現れ、前面内部に備えられたタッチセンサーで操作する。デジタルカメラやMP3プレーヤーなど多機能な点も称賛され、商品化を望む声も少なくないようだ。

IDEAで銀賞を受賞した「フリー・ウィンド」は、6方向それぞれに違う温度の風を送ることができるエアコン。指でなぞるだけで温度調節できるリモコンも注目された。

その「フリー・ウィンド」に先駆けて発表された「メイプル・フォン」は、4.5×10.4×9.8センチのコンパクトなボディすべてが本物の木(アフリカンブラックウッド)で覆われた携帯電話だ。見た目は単なる木箱のようで、表面に触れると内蔵された高感度タッチセンサーが反応。バックライトが点灯し、番号キーなどが浮き出る仕掛けとなっている。その他の機能はモトローラの「RAZR」に似ているという。

米国のブログなどでは、温かみがあるデザインを絶賛して商品化を望む声が散見されるほか、「ナイフ1つでカスタマイズできる点も魅力」との意見も。しかしながら、本体を覆っている木製フィルムは非常に薄いため、商品化されてもそのカスタマイズは実現できそうにないのが残念だ。

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