ベネチア国際映画祭の会見でハプニング、S・セロンに記者が求婚。

2008/08/30 23:57 Written by コジマ

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今年も8月27日に開幕したイタリアのベネチア国際映画祭。65回目を迎えた今回は、コンペティション部門に北野武監督の「アキレスと亀」、宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」、押井守監督の「スカイ・クロラ」など世界各国から21作品が出品され、最高賞の金獅子賞を競う。北野監督は1997年に金獅子賞、03年に銀獅子賞(監督賞)を受賞しており、昨年には作品にちなんだ「監督・ばんざい!賞(Glory to the Filmmaker! award)」が創設されるなど、縁の深い映画祭だ。

そんな同映画祭コンペティション部門出品作品の1つ「The Burning Plain」で主演を務めるシャーリーズ・セロンが、同作の上映前に行われた会見中に記者からプロポーズされるという一幕があった。

同作は、役所広司や菊地凛子がブラッド・ピットらと共演した「バベル」の脚本家、ギレルモ・アリアガの長編初監督作品で、シャーリーズ・セロンは主演のほかエグゼクティブ・プロデューサーも務めている。

ベネチア国際映画祭での会見には世界各国から多くの記者が集まり、シャーリーズ・セロンへの質疑応答が行われたが、その中でブラジル人記者が「僕はあなたがとても好きだし、尊敬してますが、結婚したいんです。それから眠るときは、ベッドのどちら側がいいですか?」(シネマトゥデイより)と、質問にかこつけて突然プロポーズ。この“質問”には、昨年に米誌エスクワイアの「最もセクシーな女性」に選ばれたシャーリーズ・セロンも苦笑いしながら「わたしの隣はあなたじゃないわね」(同サイトより)と回答したという。

シャーリーズ・セロンは、03年公開の映画「コール」で共演したスチュアート・タウンゼントと米ロサンゼルスで同棲している。結婚はしていないものの、昨年のトロント国際映画祭では2人そろって結婚指輪を披露して事実婚状態にあることを宣言した。ちなみに、同性愛者同士の結婚が法的に認められるまで結婚しないとも発言している。

そのため、このブラジル人記者に対して「あなたはとてもキュートだけど、わたしのボーイフレンド(スチュアート・タウンゼント)があなたを殺すわよ」(シネマトゥデイより)と脅したほか、「ところであなた、いくら持ってるの?」「僕、貧乏なんです。スイマセン……」(同サイトより)などの応酬もあったようだ。「あなた、お金はいくら持っているの?」という発言は、96年に有明コロシアムで行われたテニスの女子国別対抗戦で伊達公子選手と対戦したシュテフィ・グラフ選手の、観客から「結婚して!」という“声援”への回答を想起させる。

日本では考えられないことだが、外国では放送中に求婚するという光景はよくあること。ベネチア国際映画祭でも会見中に記者がスターに愛を告白するのはそれほど珍しい光景ではないようで、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟の最新作「Burn After Reading」の会見では、ブラッド・ピットとW主演を務めるジョージ・クルーニーに対して女性テレビレポーターが「わたしのことを追いかけてみて!」(シネマトゥデイより)と迫ったとのこと。

これに対してジョージ・クルーニーは「僕が君の前を走るよ」(同サイトより)とウィットにあふれる切り替えしをしている。また、ブラッド・ピットが結婚して多数の子供に囲まれていることを引き合いに出され、自身は興味がないのかとの質問に対しては、「まさか、こんな質問されるなんて思ってもみなかったよ!(笑)そうだな、今日結婚して、子供もつくっちゃおうかな(笑)」(GyaOより)と回答。ブラッド・ピットも「じゃあ、僕は来年もう2人子供を作ろう!!(笑)」(同サイトより)と発言した。

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