影に日向に、テレビ局を支えている女子アナウンサーだが、人気アナともなれば恋愛、不倫など私生活は週刊誌のネタとなり、芸能人も顔負けの注目度を誇っている。こうした人気に加え出演料がかからないことから、女子アナを中心とした番組が各局で放送されている。

そんな人気女子アナの中で、2008年上半期で「誰よりも視られている」のはどのアナウンサーか、8月26日発売の「フラッシュ」が発表した。この調査は、今年1〜7月1週目のビデオリサーチ関東地区のデータをもとに同誌が独自に視聴率を集計し、放送時間が20分を超えるレギュラー番組の視聴率を合計した「総合視聴率」をランキングしたもの。不定期出演や準レギュラー、ナレーション出演の番組は除いている。

1位だったのは、総合視聴率70.15％を獲得したテレビ朝日の河野明子アナ。レギュラー出演は「報道ステーション」の1本のみだが、総合出演時間が5時間55分、平均視聴率14.03％でトップに輝いた。フジテレビや日本テレビのアイドルアナウンサーを抑えての1位に、同誌には「意外」の声も寄せられているようだ。

2位はフジテレビの中野美奈子アナで、総合視聴率は59.32％。「めざましテレビ」をはじめ3番組にレギュラー出演しているが、視聴率はいずれも「報道ステーション」を下回っている。総合出演時間は12時間19分で5位だった。

同じく「めざましテレビ」に出演している高島彩アナは、総合視聴率52.14％で4位。裏番組の「ズームイン！！SUPER」に出演する日本テレビの西尾由佳理アナ（3位、総合視聴率56.61％）を、「めざまし」コンビが挟む形となった。5位は同じ日本テレビの鈴江奈々アナ（総合視聴率51.96％）、6位はテレビ朝日の矢島悠子アナ（同50.49％）、7位はフジテレビの松尾翠アナ（同46.04％）と続き、TBSは8位の出水麻衣アナ（同45.4％）、テレビ東京は大橋未歩アナの36位（同24.24％）が最高だった。

このほか、平均視聴率でトップだったのが「クイズ！ヘキサゴンII」と「爆笑レッドカーペット」に出演するフジテレビの中村仁美アナ（総合視聴率は35.63％で20位）の17.81％。10％を超えているのは総合視聴率1位の河野明子アナと2人だけだ。また、総合出演時間1位は18時間24分だった日本テレビの宮崎宣子アナ（総合視聴率は33.35％で24位）で、出演本数も同じ日本テレビの夏目三久アナとともに8本で最多だった。

テレビ局別では、ベスト30位以内に日本テレビとフジテレビがそれぞれ8人、TBSとテレビ朝日が各7人となっている。


☆2008年上半期女子アナ総合視聴率ランキング（フラッシュ調べ）

1位　河野明子（テレビ朝日）　70.15％
2位　中野美奈子（フジテレビ）　59.32％
3位　西尾由佳理（日本テレビ）　56.61％
4位　高島彩（フジテレビ）　52.14％
5位　鈴江奈々（日本テレビ）　51.96％
6位　矢島悠子（テレビ朝日）　50.49％
7位　松尾翠（フジテレビ）　46.04％
8位　出水麻衣（TBS）　45.4％
9位　山本舞衣子（日本テレビ）　45.1％
10位　大下容子（テレビ朝日）　43.19％