体内に寄生虫が宿った原因はレストランの食事? 米国の男性が提訴。

2008/08/22 16:42 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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寄生虫の話題なので、お食事中の方はお気をつけ下さい。

サナダムシ、調べれば調べるほどワケの判らない生物です。ヒトやその他の動物の腸の中で、恐ろしいほど成長するだけではなく、口がないので栄養分は体表から吸収するとか、臓器は生殖器官しかない(しかも雄雌同体)とか。ただ、体内にサナダムシがいると、免疫力が高まったり、ダイエット効果があったりするという説があるのは有名な話でもあります。

しかし、意図的にサナダムシを「飼っている」人を除き、サナダムシが体内にいると知ってしまったら、その瞬間、戦慄が走るのは間違いありません。そんな経験をしたある米国の男性がいます。シカゴに住むこの男性は、体内に9フィート(2.7メートル)もあるサナダムシを宿していたというのです。

男性は、

「以前『ショーズ・クラブ・ハウス』というレストランでサラダを注文したことがあったが、その中に生の鮭が入っていた」

と主張。また、サラダを食べた直後に、激しい腹痛などの症状に襲われてしまったと告白しています。そして後日、彼の体内から、自分の身長の何倍もの長さのサナダムシが出てきたため、大変なショックを受けてしまったそうです。医師は、この種の寄生虫は魚などから人間の体内に入ると説明。具合が悪くなったタイミングから考えると、やはりあの時の鮭しか思い当たるふしがないと言います。

そのため、散々な体験をしてしまった男性は、損害賠償を求めてレストランの提訴に踏み切りました。この裁判、いったいどのような結末を迎えることになるでしょうか。

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