今年5月に来年以降の無期限活動停止を発表したサザンオールスターズ。国民的バンドの衝撃発表は多くの反響を呼んだが、リーダーの桑田佳祐は解散を否定したため、ほっと胸をなでおろしているファンも多いのではないだろうか。こうした中で8月20日発売の「週刊文春」が、20代〜50代の男女2,000人を対象に実施した「私が好きなサザンの唄」調査の結果を発表し、2000年発表の大ヒット曲「TSUNAMI」が1位に選ばれた。

401票を得て総合1位となった「TSUNAMI」は女性で1位、男性で2位となっており、世代別では20代と30代で1位、40代、50代でも2位だった。一方、総合2位の「いとしのエリー」（79年）は男性で1位、女性で2位となっており、世代別では40代、50代で1位だった。ただ、20代では4位、30代では3位と振るわなかったため、65票差で「TSUNAMI」に1位を譲っている。

総合3位は20代、30代が2位に選んだ「希望の轍（わだち）」（90年）。トップ5で唯一シングルカットされていない曲だが、102票を得る人気だ。以下、「真夏の果実」（90年）、「涙のキッス」（92年）、「勝手にシンドバッド」（78年）などが続いている。

20代、30代のトップ5はほぼ総合ランキングと同じだったが、40代、50代では「Ya Ya（あの時代を忘れない）」「チャコの海岸物語」「夏をあきらめて」と82年発表の曲が上位にランクインしている。

［私が好きなサザンの唄 トップ10（週刊文春調べ）］
1位　TSUNAMI　401票　2000年
2位　いとしのエリー　336票　1979年
3位　希望の轍（わだち）　102票　1990年
4位　真夏の果実　96票　1990年
5位　涙のキッス　85票　1992年
6位　勝手にシンドバッド　82票　1978年
7位　夏をあきらめて　71票　1982年
8位　Ya Ya（あの時代を忘れない）　66票　1982年
9位　チャコの海岸物語　65票　1982年
10位　栞（しおり）のテーマ　58票　1981年