対戦相手が生殖機能損失? 中国代表の「カンフーサッカー」に批判。

2008/08/18 18:24 Written by コジマ

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北京五輪サッカー1次リーグで3戦全敗し、16チームが参加する現行方式となった1980年のモスクワ大会以降、五輪で初めて1勝もできず敗退したサッカー日本代表。大会前から反町康治監督の方針などに国民の不満が集まっていたが、MF本田圭佑選手(VVVフェンロ)ら代表選手の“造反告白”にも多くの批判が集中した。こうした選手らがA代表になっていくことを不安視するファンも少なくないようだ。

その一方で、開催国として決勝トーナメント進出が「ノルマ」とされていた中国代表も、C組で唯一の格下だったニュージーランドに引き分けると、ベルギー、ブラジルに完敗。1分け2敗で1次リーグ敗退となった。

中国はA代表がラフプレーを頻発させることで批判を浴びており、映画のタイトルをなぞらえて「カンフーサッカー」と揶揄されている。特に今年2月に自国開催した東アジアサッカー選手権の北朝鮮戦はイエローカード8枚、レッドカード2枚を受ける最悪の試合となり、さすがの中国メディアも「大会後には審判からルールの講習を受けるべきだ」などの苦言を呈していた。

こうした「カンフーサッカー」は、五輪に出場した23歳以下(U-23)代表も展開。8月10日に行われたベルギー戦ではラフプレーで中国から2人の退場者を出したが、最初にレッドカードを受けたDF譚望嵩選手はポルトガル代表DFセバスティアン・ポコニョーリ選手の局部を故意に蹴り、ポコニョーリ選手が出血する惨事となった。にもかかわらず、譚選手の退場に腹を立てた大黒柱のMF鄭智選手は報復を行い、2人目の退場者となっている。

この行為に対し、中国国内のネットでは中国代表に対する非難の声が上がった。さらに、負傷したポコニョーリ選手について「診察した医師が、生殖機能を失う恐れが高いと証言した」(レコードチャイナより)との書き込みがネット掲示板へ投稿されたことにより、批判は過熱しているようだ。

その書き込みによると、ベルギー代表に帯同していた医師団が診察した結果、ポコニョーリ選手は蹴られた精巣に重い障害を負い、ベルギー代表は国際オリンピック委員会(IOC)に譚選手を「故意の傷害罪」で訴える意向であるという。

昨年、元フランス代表のジネディーヌ・ジダン氏が「中国人選手は乱暴で、一緒にプレーするのが恐い。中国ではもう2度と試合をしない」(サーチナより)として中国で開催されたチャリティー試合への参加を拒否したが、今回の「カンフーサッカー」ぶりには中国人からも「中国代表が出場する試合にはもう行く気がしない」(レコードチャイナより)などの痛烈な意見が出ている模様。ラフプレーがなくならない限り、中国との国際親善試合を受ける相手もいなくなってしまいそうだ。

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