ロシア出身の若ノ鵬が大麻所持で逮捕、前頭筆頭の「大物」に衝撃。

2008/08/18 16:58 Written by Narinari.com編集部

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芸能界やスポーツ界に蔓延している、深刻な薬物の問題。著名な芸能人やスポーツ選手が逮捕されたという報道が出たり、逮捕されないまでも「疑惑」が浮上するたびに、ファンを落胆させ、悲しませているが、また一人、大麻でスポーツ選手が逮捕されてしまった。ロシア出身の力士として、現在も活躍中の若ノ鵬寿則(本名:ガグロエフ・ソスラン・アレキサンドロヴィッチ)。今年の7月場所では西前頭筆頭に番付されていた「大物」だ。

警視庁の調べによると、今年6月、若ノ鵬が墨田区内で落とした財布の中に、大麻成分を含んだタバコを隠し持っていたことが発覚。若ノ鵬は大麻を所持していたことを認め、東京・六本木の繁華街で購入したと供述しているという。

若ノ鵬は1988年生まれの20歳。ロシアのレスリングジュニア王者という輝かしい実績を引っさげ、2004年に来日、2005年3月場所で初土俵を踏んだ。初土俵後は勢い良く白星を積み重ね、わずか11場所で十両に昇進。これは外国人力士としては、現在横綱の白鵬を抜く歴代1位のスピード出世で、相撲界に現れた「次世代の大物」と話題を呼んだ。今年の7月場所では入幕後初の負け越し(4勝11敗)となり、上位陣との力量差を露呈してしまったが、若さと素材はピカイチで、将来を嘱望されている力士だった。

比較的「薬物に甘い」とされる芸能界とは異なり、相撲界は格式と伝統を重んじる社会。また、近年続いた不祥事による悪いイメージも払拭しきれていないだけに、今回の若ノ鵬には破門を含めた厳罰が下される可能性が高く、さらには所属の間垣部屋の責任問題へと発展する可能性もありそうだ。

若ノ鵬の通算成績は131勝81敗(21場所)。幕内通算は39勝36敗(5場所)。

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