韓国紙の女子選手着替え写真掲載にIOC激怒、中国メディアも騒然。

2008/08/15 17:57 Written by コジマ

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大会も半ばを迎え、盛り上がりをみせている北京五輪。その一方で、開会式の花火がCGによる合成画像だったことや、少女が歌った革命歌曲が口パクだったことが判明し、各国で賛否を呼んでいる。開催前から批判が多かっただけに海外メディアはさまざまな「あら探し」をしているが、これに対して中国政府は重箱の隅をつつくような批判報道に苦言を呈し、「中国は(大気汚染問題、情報公開などについて)2001年の五輪招致時の約束をすべて果たしている」(レコードチャイナより)と反論した。

そんな海外メディアの報道で最も批判を浴びたのは、韓国のSBSテレビが開会式のリハーサル映像を開催前に放送してしたこと。内容を極秘にしていた中国側はもちろん、世界中から怒りの声が上がったが、またもや韓国メディアによる報道が世界の怒りを買っている。

今回、批判の対象となっているのは、韓国紙の中央日報が競泳女子選手の着替え写真を掲載したことだ。写真は女子選手が会場のスタンドで腰にタオルを巻き、水着を脱いで下着をはくまでをとらえており、うつむいているため顔は見えないものの、身に着けているTシャツからスペインの選手であることが分かる。この写真は、同紙の日本語版サイトにも掲載されている。

日本のネットでも「これは盗撮じゃないの?」「普通は撮っても記事にはしないだろう」などの批判が寄せられていたが、中国のウェブメディア「環球在線」によると、国際オリンピック委員会(IOC)はモラルに欠けたこの報道に激怒し、“盗撮”された選手やその国は中央日報に法的責任を追及する権利があるとの考えを示したという。IOCが言及したことにより、中国メディアも騒然としているようだ。

中央日報は週刊誌やゴシップ紙ではなく全国紙。日本でいうならば、朝日新聞や読売新聞が着替え写真を掲載したことになる。観衆の前で着替えているためこの選手は気にしていないのではないかという指摘もあるようだが、IOCが激怒し広く伝えられたことから、中央日報に対して訴訟を起こす可能性もありそうだ。

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