microSDカード価格の下落が、さらに勢いを加速させている。今年4月に2GBが900円を切り、7月には最安値749円を記録したことが話題を呼んでいたが、この下落傾向はまだ続いており、価格.comの調査では650円台の値付けをするショップが続出（8月13日現在）。送料込みで考えたときに最安値となる上海問屋では、トランセンドの2GBの製品を657円（税込み、送料込み）の爆安プライスで販売中だ。昨年12月時点で2,000円を切ったことが話題になっていた2GBのmicroSDカードは、わずか8か月で3分の1近くまで価格を下げていることになる。

ここまで2GBの価格が下がると気になってくるのは、容量に魅力を感じながらも、かつては価格面で手が出しづらかったmicroSDHCカードの4GBの価格。こちらもずいぶんと安くなり、価格.comの調査では1,400円台の値付けをするショップが続出中だ。送料込みでの最安値（8月13日現在）は「PC-acce.com」で、価格は1,439円＋送料200円（サンディスク製）。東京・秋葉原の店頭でも同じ価格だという。ちなみに昨年12月時点でのmicroSDHCカード 4GBの価格は、6,000円台が相場だった。

なお、4GBのmicroSDHCカードは、ケータイの場合はまだNTTドコモとソフトバンクの一部機種でしか使用することができない。購入をする際には、自分の機種が対応しているかどうか注意が必要だ。今後投入されるケータイは順次microSDHCカードにも対応していくと見られるため、普及期はもう少し先、すなわち価格がさらに下がるタイミングも、もう少し先と見て良いだろう。

microSD（microSDHC）カード価格の「底」を見極めるのは難しいが、十分に購入しやすい価格帯に突入している今なら、どのタイミングで買っても値頃感がある。欲しい時が買い時と考えて良さそうだ。