2005年に開催されたチャリティイベント「LIVE 8」を主催し、現在はロックスターとしてよりも慈善活動家として知られているアイルランド出身のミュージシャン、ボブ・ゲルドフ。賛否を呼んでいるその活動とともに最も注目を浴びているのが、19歳の次女ピーチズ・ゲドルフの存在だ。17歳の頃から過激な発言や日替わりで違う男性と夜遊びする姿がパパラッチされるなど、連日のようにゴシップ紙を賑わせている。

エッジの利いたファッションがティーン層から支持されるなど、米国のパリス・ヒルトン同様に「お騒がせセレブ」として有名な彼女、先日ロンドンで開催された映画「バットマン」シリーズの最新作「ダークナイト」のプレミアに出席したが、その前日に北ロンドンにある自宅で呼吸停止し、救急車を呼ぶ騒ぎがあったのだとか。

ピーチズは7月20日、友人と自宅で過ごしている最中に数分間呼吸が停止し、驚いた友人が救急車を呼んだ。駆けつけた救命士の蘇生処置によって回復し、救命士が病院での処置を必要しないと判断したため救急搬送は行われなかったという。

翌日には何事もなかったように「ダークナイト」のロンドンプレミアに出席したピーチズだが、この呼吸停止に薬物過剰摂取の嫌疑がかけられている。というのも、ロックバンドを率いている彼女は薬物を摂取した状態でステージに上がっていることが指摘されており、つい最近も薬物を購入している現場をビデオで撮影され、逮捕寸前というスキャンダルを起こしたばかり。ふくよかだった体型も細くなっており、姉に負けないほどの「お騒がせセレブ」である妹ピクシーと「ダイエット競争」をしているとも報じられている。

ボブ・ゲルドフの元妻でピーチズ姉妹の母親である英テレビ司会者ポーラ・イェーツが00年に薬物過剰摂取によって死亡していることから、父親も心配だろう。ちなみに、ボブ・ゲルドフはポーラ・イェーツとの間にピーチズ、ピクシーのほかもう1人娘（長女フィフィ）がおり、さらに離婚後ポーラがINXSのマイケル・ハッチェンスとの間にもうけた娘も、2人の死後に引き取っている。

映画「ダークナイト」は公開が始まった米国で好調なスタートを切ったものの、主演のクリスチャン・ベールが家族への暴行容疑で逮捕されるという衝撃のニュースが報じられたばかり。今年1月に急逝したヒース・レジャーの事実上の遺作として話題を呼んでいる同作だが、主役の逮捕にプレミア出席者の薬物過剰摂取疑惑と、あまり嬉しくないニュースが続いている。