ミス・ユニバースで美馬寛子さん14位、日本勢3年連続の入賞ならず。

2008/07/14 23:17 Written by コジマ

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1952年に始まり、毎年開催のミス・コンテストとして最も古いミス・ユニバース世界大会。授賞式の様子をテレビを通じて6億人が見守るというこの一大イベントで06年、現在はタレントとして活躍している知花くららさんが準優勝を果たし、続いて昨年は静岡市出身のダンサーである森理世さんが、59年の児島明子さん(俳優・宝田明の妻、歌手・児島未散の母)以来、48年ぶりの優勝に輝いた。

それから約1年、ベトナム・ニャチャンに世界80カ国・地域の予選を勝ち抜いた美女たちが今年も集結した。今年の日本代表は、日大4年の美馬寛子さん。徳島市出身の21歳だ。美馬さんは小学生の頃にバスケットボールを始めたが、中学1年のときに脊髄の難病(ギランバレー症候群)にかかり断念。しかし、この病気を克服した後にリハビリのために勧められた走り高跳びで、インターハイや国体に7回も出場するほどの選手に成長した。

ニャチャンのダイヤモンド・クラウン・シアターで水着、ガウン、インタビューの審査に臨んだ美馬さんは、見事トップ15入り。しかし、その後の審査でトップ10入りできず、最終順位は14位で終わった。日本代表の3年連続入賞は果たせなかったのだ。

第57代ミス・ユニバースに輝いたのは、ベネズエラ代表のDaiana Mendozaさん。ベネズエラ代表は昨年も3位となっており、2年連続での入賞となった。2位はコロンビア代表のTaliana Vargasさん、3位はドミニカ代表のMarianne Cruzさん、4位はロシア代表Vera Krasovaさん、5位はメキシコ代表のElisa Najeraさんで、ベスト5中4人が中南米出身となっている。

また、06年に知花くららさんが甲冑のアレンジ衣装で獲得したナショナルコスチューム(民族衣装)審査部門では、ムエタイのアレンジ衣装を披露したタイ代表のGavintra Photijakさんが最優秀賞に選ばれた。

惜しくも入賞を逃した美馬さんだが、難病に苦しむ子供たちに勇気を与えるべく、これまで続けていたボランティア活動にいっそう力を入れていくという。今後の活躍に期待したい。ちなみに、将来の夢はスポーツ・リポーターだとか。

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