濱中治外野手が2軍落ち、オリックス2軍は豪華クリーンアップに。

2008/07/14 15:38 Written by Narinari.com編集部

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昨年オフ、オリックスが大型補強の一環として阪神から獲得した元「虎のプリンス」こと濱中治外野手。右肩に大きな故障を抱えていた濱中選手は、層の厚い阪神外野陣では居場所を失っていたものの、2002年には102試合に出場、打率.301、18本塁打、51打点、2006年には139試合に出場、打率.302、20本塁打、75打点の成績を残すなど、その打撃センスは球団やファンからも高く評価され、絶大な人気を誇っていた選手だ。そのため、オリックス移籍後も、人気と実力を兼ね備えた選手として大きな期待を寄せられていたが、開幕から不振にあえぎ、ついに2軍(サーパス)行きを命じられてしまった。

オリックスでの濱中選手は、これまで63試合に出場し、打率.220、7本塁打、22打点と低迷。最近は、最下位に沈んでいる今季の「戦犯」の一人として、ファンから槍玉に挙げられることもしばしばだった。濱中選手と交換で阪神に移籍した平野恵一内野手が、開幕からレギュラーとして活躍(途中、故障で離脱)し、阪神ファンからハッスルプレーの数々が大絶賛されていることも、オリックスファンの濱中選手に対する嘆き節へと繋がっている。

今回の濱中選手の2軍落ちは首脳陣による「少しでも打席に立って打撃勘を取り戻して欲しい」との考えから。そのため、サーパスでは試合にきっちり出場すると見られており、その経験や本来持っているであろう実力からクリーンアップを任される可能性が高い。

現在、サーパスのクリーンアップは、長打力を買われて横浜から移籍した古木克明外野手が4番に座り、5番にはオリックスの目玉的存在である清原和博内野手が起用されている。ここに濱中選手が加わることで、一昔前なら「豪華クリーンアップ」と呼んでもおかしくないような面々が集うことになるわけだ。

濱中選手の2軍落ち初戦は15日の阪神戦となる。ちなみに、阪神の2軍も4番に今岡誠内野手が座っており、2軍戦と言えども、豪華なメンバーが見られる一戦となりそうだ。

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