大手量販店が「Eee PC」とイー・モバイルのセットを100円で販売。

2008/07/10 15:15 Written by Narinari.com編集部

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A5のコンパクトなサイズと低価格を武器に、世界のミニノートパソコンブームをけん引している台湾メーカー・ASUS(アスース)の「Eee PC」。今年1月に販売開始となった日本では、ほかのノートパソコンに比べると格段に安い49,800円という価格が人気を呼び、販売開始直後には品薄状態が続くなど、スムーズに市場に受け入れられている。

この「Eee PC」、現在安いところでは39,800円程度で販売されているのだが、大手量販店のコジマがなんと100円という、飛び抜けて安い価格での販売をスタートさせた。もちろん、これにはカラクリがあり、イー・モバイルのデータ通信カード「D02HW」を合わせて購入すれば、との条件が付くのだが、店頭で100円を出すだけでとりあえずパソコンと通信環境が手に入るというのは、消費者にとってかなりお得な感じがするのは確かだろう。

そうなると気になるのは、イー・モバイルの料金が月額いくら程度の負担になるのか、ということ。イー・モバイルが7月9日に発表した新料金プラン「スーパーライトデータプランにねんMAX」への加入が必須となるため、2年間の継続利用が前提となり、月額料金は2,900円(2万3825パケットの無料通信分含む)からとなる。このプランには月額上限価格が設定されており、たくさん使用したとしてもMAX6,880円という設定だ。

単純に計算すると、データ通信を毎月MAXの状態で使用し続けた場合、2年間の支払いは165,120円。逆にほとんど使わずに月額2,900円のまま使用し続けた場合、2年間の支払いは69,600円となる。普通に購入したときの「Eee PC」(4万円前後)+「D02HW」(2年継続利用の場合は9,980円。長期契約しない場合は33,980円)+毎月の通信費との比較で、このセットが高いと見るか、安いと見るかは使い方次第の一言に尽きるが、初期導入費用をとにかく抑えたい消費者にとっては嬉しいセットには違いない。同じようなセット販売にほかの量販店も追随すると見られており、低価格のミニノートパソコンブームをさらに推し広げていくことになりそうだ。

今回セット販売の対象となるモデル「Eee PC 4G」は、OSにWindows XP Home Editionを搭載。Celeron M 630MHz、512MB(最大2GB)メモリ、800×480ドットの7型ワイドTFTカラー液晶、4GBのフラッシュメモリドライブ(SSD)、有線/無線LAN、30万画素Webカメラ、といったスペックで、重量は920グラム。

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