木村拓哉と織田裕二が火花? NHK大河「龍馬伝」主演めぐって。

2008/07/01 23:23 Written by コジマ

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現在放送中の「篤姫」が絶好調のNHK大河ドラマ。3月2日放送の第9回では、2005年放送の「義経」以来となる視聴率25%超え(25.3%)を達成し、6月15日放送の第24回は25.7%とさらに記録を伸ばしている。06年放送の「功名が辻」以来となる女性主演作品であることに加え、これまでの定番だった殺陣や思想対立を排除し、宮崎あおい演じる篤姫の日常を中心に描いていることが人気の秘密といわれている。8月17日放送分からは時代劇初挑戦の堀北真希演じる和宮が登場することから、視聴率はさらに伸びそうだ。

こうして人気の「篤姫」が折り返し地点を迎えたばかりだが、すでに来年の作品は上杉景勝とその家老、直江兼続を描いた「天地人」、さらに2010年の作品が坂本龍馬を三菱財閥の創始者である岩崎弥太郎の視点から描いた「龍馬伝」に決定している。「龍馬伝」についてはタイトルと脚本家しか決まっていないというが、キャスティングについてさまざまな憶測が飛び交っている模様。

まず、6月14日発売の「週刊新潮」では、SMAPの木村拓哉が龍馬役に抜擢されるのではないかとした。というのも、「龍馬伝」の脚本を担当するのが木村拓哉主演のフジテレビ系ドラマ「HERO」「CHANGE」などを手がけてきた福田靖氏であるためで、NHKも「篤姫」の高評価を受け、女性ファンを意識した内容にしていく可能性も指摘されている。

さらに内外タイムスでは、木村拓哉だけでなく織田裕二が龍馬役に名乗りを上げ、火花を散らしていると伝えた。ジャニーズのタレントでは、04年放送の「新選組!」で香取慎吾、翌年放送の「義経」で滝沢秀明がそれぞれ主演を務めているが、木村拓哉にとって大河出演は初のことで、織田裕二も初主演ドラマがNHKの「十九歳」(89年放送)なものの、大河ドラマへの出演はない。映画「武士の一分」と映画「椿三十郎」で時代劇をこなした2人が、念願の大河初主演の座をめぐって争っているようだ。同紙はこれまでの主演ドラマ、映画で2人がしのぎを削ってきたことも紹介した。

ところが同紙は、木村拓哉を起用するとスケジュールが限定され、織田裕二はスタッフに対する要求が厳しいことから予算的に無理だという関係者の声と、「龍馬は33歳で死を迎えましたが、当時の33歳は非常に落ち着いた大人の男だったと思う。ですから実年齢にこだわらないで、ちゃんとした“大人の”俳優の方にやって頂いたほうがいい」というプロデューサーのコメントを紹介し、「NHK局内では『2人が落選する可能性が高い』とみられているようだ」としている。

ネットではこの報を受けて「キムタクの龍馬。正直、ちょっと見てみたい」「どっちも嫌いじゃないけど、キムタクの龍馬はないな」などの意見が飛び交っており、2人以外では「新選組!」で龍馬役を演じた江口洋介、「風林火山」で主演した内野聖陽、「天地人」で上杉謙信役を演じる阿部寛を推す声が強いようだ。

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