地震を予言? 「ブラック・ジャック」に発生日時と場所ピタリの一文。

2008/06/14 12:18 Written by Narinari.com編集部

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6月14日に東北地方を襲った「岩手・宮城内陸地震」。岩手県奥州市と宮城県栗原市で震度6強を記録するという大きな地震で、まだ被害の全容が把握できておらず、また、余震による被害の拡大も心配されるところだ。

こうした大きな地震が起きると「予言」の有無が話題となることが多く、今回の地震に関しても、最近よくメディアに登場する予言者ジュセリーノ・ダ・ルース氏が「6月13日に大阪でM6.3の地震が発生する」と予言していたものが近い……とやや拡大解釈とも取れるような話が出てきた。そうした中、ジュセリーノ氏もビックリの驚きの「予言」を手塚治虫がしていたという話題がネットを賑わせている。

話題となっているのは、手塚治虫の代表作「ブラック・ジャック」の「もらい水」に記述されている一文。1978年7月24日に「週刊少年チャンピオン」掲載されたこのエピソードは、ブラック・ジャックが大地震に遭遇するストーリーなのだが、そこには「6月14日午前8時ごろ 東北一帯にマグニチュード7.5の地震発生」との記述があった。

今回の「岩手・宮城内陸地震」が発生したのは「6月14日午前8時43分ごろ」「岩手県と宮城県が中心の東北一帯」「マグニチュード7.0」。「ブラック・ジャック」の記述にピタリと一致する条件が揃っているのだ。これには2ちゃんねるをはじめ、ネットの掲示板などが騒然。「手塚治虫すげええええ」と、驚きの声が上がっている。

もちろん、「○○○○年」と正確な年の指定があるわけではなく、ストーリーの中での記述ゆえ、「予言」ではなく、単なる「偶然」と捉えるほうが正しいのかもしれないが、日時、場所、地震の規模が一致しているのは奇妙な「偶然」だと言える。

ただし、この記述に関しては1978年6月12日に発生した「宮城県沖地震」(マグニチュード7.4、17時14分ごろ発生)の直後に書かれたエピソードのため、単に「宮城県沖地震」ヒントを得て似たような記述をしたのが、今回一致しただけとの指摘もある。

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