スペイン代表のD・ビジャ選手、F・トーレス選手との抱擁で骨折。

2008/06/12 23:54 Written by コジマ

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6月7日に開幕し、激戦が繰り広げられているサッカーの欧州選手権(ユーロ2008)。強豪がひしめき「死の組」と呼ばれるグループCでは優勝候補のイタリアがオランダに3-0で大敗し、同じく優勝候補であるフランスがルーマニアに引き分けるという波乱が起きているほか、開催国の1つであるスイス(グループA)のグループリーグ敗退が決定した。その一方で、注目のポルトガル(グループA)が早くも8強入りを決めている。

こうした中で、こちらも優勝候補の一角であるグループDのスペインは、グループリーグ初戦で名将フース・ヒディンク監督率いるロシア戦に4-1と大勝。中でもFWダビド・ビジャ選手(バレンシア)は、ハットトリックを達成するほどの大活躍だったのだ。

ところが、そのビジャ選手が手の指を骨折していることが明らかになった。これは6月11日に行われた練習で人差し指に包帯を巻いていたことから判明したもので、亀裂骨折の重傷だという。

その理由は、6月9日のロシア戦で先制ゴールを決めた際、アシストしたFWフェルナンド・トーレス選手(リバプール)と抱き合って喜んだときに、F・トーレス選手のシャツに指を引っ掛けてしまったためなのだとか。

ビジャ選手は、練習後の記者会見で「痛みはひどいけれど、たいしたことではない」(Football Weeklyより)と話しており、6月14日に行われるスウェーデン戦の出場に問題はない模様。しかし、FWズラタン・イブラヒモビッチ選手(インテル)やMFフレドリック・リュングベリ選手(ウェストハム)らを擁するスウェーデンとの激戦は必至で、骨折の影響が出ないかが心配される。

ちなみに、ビジャ選手は今夏にバレンシアから移籍することが確実視されているが、クラブは今回のハットトリックを受け、残留を強く希望していることを表明した。

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