TVに出る目的で学校施設破壊、ビデオ撮影した高校生が逮捕。

2008/05/30 13:36 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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「24時間ミュージック・ビデオを流し続ける、音楽専門チャンネル」として誕生したMTV。それまではミュージック・ビデオというコンセプトさえまだ新しい時代だったため、その放送コンセプトには音楽ファンが熱狂しました。さらにポピュラー音楽の新しいプロモーション方法を定着させ、音楽産業にも多大な貢献をした存在だといえましょう。

しかし今はその本来のコンセプトが今ではすっかり薄れ、若者向けのリアリティ番組やドラマが中心に放送されるようになってしまっています。正直、80年代に青春を送った世代には歯がゆい限りです(笑)。

そのMTVが放映している番組のひとつに「High School Story」という、視聴者がビデオを投稿する型のショーがあります。生の高校生が学校内で「どっきりカメラ」的なイタズラを仕掛けたり、また学校で噂になっているスキャンダルなどを、ドキュメンタリー風に撮影して投稿するというもの。自分のビデオがMTVで紹介されるなんて、高校生にとっては、ちょっとしたスターダムですよね。

だからといって、犯罪レベルの過激なイタズラをネタにしてそれをビデオ撮影するというのは、いかがなものか。

フロリダ州にあるエステロ高校という学校に通う生徒3人は、こともあろうか学校の壁にイラズラ書きをしたり、自動販売機を叩き壊したり、さらにカフェテリアのテーブルを外に持ち出したり、と校内の施設に破損を加える様子を自ら撮影したというのです。その損害額は日本円にして100万円以上もしたとか……。

しかしこの時の行為は、彼らのビデオカメラだけでなく、学校が設置していたセキュリティー・カメラにもしっかりとキャッチされていました。すぐに身元がバレて、警察の御用になったそう。まあ、セキュリティー・カメラが撮影していなくても、その後彼らがMTVに投稿したあかつきにはバレバレだったワケですが(笑)。

本人らは冗談のつもりだったんでしょうが、こういう行為が許されないことをキッチリ学ぶのは、彼らが大人の階段を上るための大切なステップ。ってことで、がっつり反省してもらいましょう。

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