清原和博選手が主審恫喝、目の当たりにした相手選手が「ショック」。

2008/05/07 13:47 Written by Narinari.com編集部

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5大会連続甲子園出場(優勝×2回、準優勝×2回、ベスト4×1回)を果たしたPL学園の黄金時代を築き、高校時代から20年以上に渡ってスター中のスターで在り続けた「KKコンビ」こと、桑田真澄投手(引退)と清原和博内野手。そのプレーを見て育ったプロ野球選手の中には、「野球を始めるきっかけはKKコンビの活躍だった」「厳しい練習に耐えられたのもKKコンビに憧れていたから」と、「KKコンビ」に格別な思い入れを持つ選手は多い。

そんなプロ野球選手の一人に、広島の広池浩司投手がいる。今年35歳を迎えるベテランの広池投手は1998年のドラフト8位で入団。立教大学時代は4番打者を務める野手だったが、大学では投手経験がなかった(※高校までは投手)にも関わらず広島の入団テストを投手として受け、合格してしまったという経歴の持ち主だ。以降、中継ぎや先発を臨機応変に任され、昨季までの10シーズン中、30試合以上の登板は4シーズン。2006年には47試合に登板し、4勝2敗、防御率3.20の好成績を残している。

今季の広池投手はオープン戦から好調で、開幕を1軍で迎えていたが、4月24日にチーム事情により登録を抹消。現在は2軍で出番を待つ日々だが、そんな2軍暮らしの中で巡ってきたのが6日に行われた広島とサーパス(オリックスの2軍)の試合だった。

この試合には、1軍復帰を目指して現在リハビリを続けているオリックスの清原選手が、サーパスの5番打者として出場していた。広池投手は埼玉県の出身で、子どもの頃に西武ファンだったこともあり、当時西武の主砲として活躍していた清原選手には特別な感情を抱いていたそうだ。ブログには清原選手の思い出を「ライオンズの帽子に背番号3(ライオンズ時代の清原さんの番号)のバッチをつけて、所沢の西武球場に通ったものでした」とつづっている。

それだけに2軍戦でプレーする清原選手を目にしたとき、「あれだけの実績を残されたスターが現役にこだわる姿は、敵味方関係なく凄いと思いますし、実際に今日、目の当たりにした清原さんには、昔と何ら変わることのないオーラがありました」と、ブログでは感慨深げだが、それと同時に「ショックを受けた」ことがあったという。

「2打席連続で見逃し三振に倒れた後、ベンチから球場中に響くような大声で主審を恫喝していたのには、とても大きなショックを受けました」
「あの憧れの清原さんが…。私だけではなく、ブルペンにいたみんなが驚き、そしてショックを受けていました」
「清原さんには、いつまでも憧れのヒーローであって欲しい。私たちの勝手な願いなのかも知れませんが…」

プロスポーツの世界では、審判にたてつくのは御法度の行為。広池投手も「清原さんにしか分からない事情があったのだと思います」と慎重に言葉を選びつつ、子どもの頃からスターで在り続けた清原選手の「主審恫喝」に衝撃を受けてしまったと、ストレートに心の内を明かしている。

これに対し、「清原が審判を恫喝するのは昔から」「正論すぎる」「広池は本当に清原のことを好きだったのが伝わってくる」「ブログに書くほどということは相当汚い言葉だったのか」とネットの反応はさまざま。ただ、概ね広池投手には好意的で、清原選手の素行に関する反応が多い。

ちなみに、こうしたネットの反応にびっくりしてしまったのか、広池投手はブログの該当記事を削除。ブログのコメント欄では「広池選手には何の落ち度もないと思います」「広池さんは絶対間違っていません」などの声が広がっている。


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