15歳トップアイドルのヌードに全米騒然、本人はファンに謝罪。

2008/04/29 16:22 Written by コジマ

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日本でもテレビ東京系で第2シーズンが放送中の、米ディズニー・チャンネルの子供向けドラマ「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」。ごくありふれた一家に生まれたマイリー・スチュワートという女の子が、実は全米で大人気のアイドル、ハンナ・モンタナであり、そのことは家族も知らない―といったストーリーで、日本の反応はいまひとつなものの、本国では絶大な人気を誇っている。

特に主演を務めるマイリー・サイラスの人気はすさまじく、2006年にハンナ・モンタナ名義、昨年にマイリー・サイラス名義でアルバムをリリースし、ともにが全米チャート1位を獲得して最年少記録を更新。「第2のブリトニー・スピアーズ」と呼ばれ、いまや同じディズニー・チャンネル出身のヒラリー・ダフやリンジー・ローハンをしのぐトップアイドルに君臨している。米誌パレードが発表した長者番付によると、昨年は1820万ドル(約18億2000万円)にものぼり、15歳にして最も稼いでいるティーンセレブに認定された。また、ライブチケットが超プレミア化しているが、こうした「ダフ屋行為」に対抗してVIP席を開放するなど、剛毅な一面も見せているのだ。

「ハンナ・モンタナ」として一躍スターダムに駆け上ったマイリー・サイラス、父親がカントリー歌手のビリー・レイ・サイラスであることからもメディアの注目を浴びており、タブロイド紙では歯列矯正疑惑から妊娠説までさまざまなゴシップが報じられている。その中でも最も反響が大きかったのが、自身のブログ(MySpaceページ)で掲載したプライベート写真。水着姿や下着姿、果てにはボーイフレンドとベッドで戯れている様子など、かなり際どい写真を自ら公表していた。

こうした中で、マイリー・サイラスが雑誌で披露したヌードに全米が騒然となっている。これは、米誌ヴァニティ・フェア6月号に掲載される予定のもので、発売前の段階で米テレビ番組「エンターテイメント・トゥナイト」のスクープによって明らかになった。しかし、その写真はシーツに身を包んで背中を露出しているだけ。ほかにどんな写真が掲載されるのかはまだ分からないものの、この写真を見る限り、米メディアが報じている「トップレス・ヌード」とは言えない内容となっている。ちなみに、撮影を担当したのは、デミ・ムーア妊婦ヌード(ヴァニティ・フェア誌表紙)や裸のジョン・レノンが服を着たオノ・ヨーコに抱きつく写真(ローリング・ストーン誌表紙)などで知られる写真家のアニー・リーボビッツなのだ。

しかしこの写真に対して、米国内では「15歳にしてはセクシー過ぎる」という論争が巻き起こり、彼女の最も多いファン層である6〜14歳の子供を持つ保護者からもいっせいに非難の声が上がっている。こうした一般の反応を受け、「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」を手がけているディズニーの広報は、今回のヌード写真を「『エンターテイメント・トゥナイト』の報道で初めて知った」とし、「雑誌の売れ行きを伸ばすため、15歳の少女が操られた」との声明を発表。また、マイリー・サイラス自身も用意していた「きれいですごくクールな写真。アニー(・リーボビッツ)に言われたら『ノー』なんて言えないわ」という原稿を差し替えて、「芸術的だと思って撮影に参加しましたが、写真を見てとても驚きました。私は決して望んでいたものではありません。ファンに深く謝罪します」と発表した。

これに対して、責任を押し付けられる形となったヴァニティ・フェア誌側は「彼女の両親や関係者は同行して撮影の様子も見ていたし、みんなマイリーの美しくて自然なポートレートであると感じていた」と反論している。

今回のヌード写真については、来春発売予定の自叙伝を含め、「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」の放送終了を考慮して、ハンナ・モンタナとしてではなく、マイリー・サイラスとして売り出す計画一端ではないかという指摘がなされている。予想以上の反響に、本人をはじめ関係者が驚いてしまったようだ。さらには、今回の騒動から自身が撮影した本物のトップレス・ヌード写真が流出する(こちらのほうが問題となりそう)など、まだまだ事態は収束しそうにないのだ。

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