契約料は「0円」、東幹久が2008年岩手競馬のCMキャラクターに。

2008/04/18 22:47 Written by コ○助

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10年連続で売上高が減少しているとはいえ、2007年の売上も2兆7591億3807万円と、まだ体力のある中央競馬(JRAが主催)。対して地方競馬(地方自治体などが主催)を取り巻く危機的状況は中央競馬の比ではなく、売上不振による累積赤字の増加で、常に「廃止」の二文字がチラついているなりよ。2000年以降だけを見ても、地方競馬は7つの競馬場が廃止され、4つの競馬場が休止に追い込まれているなりね。

岩手県の盛岡競馬場と水沢競馬場を抱える岩手競馬もまた、経営危機に瀕している地方競馬のひとつ。2003年頃から完全な経営難状態に陥った岩手競馬は、その後も経営状況が改善されることなく、岩手県議会では存廃問題が盛んに議論されてきているなりよ。かつては中央競馬のG1を勝ったメイセイオペラのようなスターホースを輩出したこともある岩手競馬なりが、近年は中央競馬で活躍するほどの力を持った競走馬が現れず、売上も人気もパッとしないのが現状なりね。

そんな岩手競馬の「盛り上げ役」として、東幹久が今年のCMキャラクターに起用されることが明らかになったなり。それだけならなんてことない話なりが、東幹久は経営難の岩手競馬の売上に貢献するべく、なんとCM契約料「0円」で出演することになったそう。しかもCMに加え、イベント出演など、さまざまな形で岩手競馬の入場者数増加と売上アップに協力していくのだというなり。

この男気溢れる「0円」契約を快諾した東幹久は、「昨年の岩手県を舞台にしたテレビドラマ『どんど晴れ』では、地元の夏祭り『さんさ踊り』も経験し、ロケの折には岩手のかたがたの暖かさも感じさせていただきました」と岩手県への愛着を説明した上で、「買った負けただけではない、例えば家族で、カップルで、というようないろいろな競馬の楽しみ方を紹介していければと思います」「自分のできることは少しでもやって行きたい」「なんとか成功するためにがんばってやっていきます」と抱負を述べているなりよ。

地方競馬は今、変わらなければ死に行く瀬戸際。東幹久に課せられた使命は重いなりが、岩手競馬に新しい風を吹き込み、活性化させられるよう、頑張って欲しいものなり。

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