サントリーのウイスキーが2年連続世界一、英誌主催の賞で最高賞。

2008/04/18 20:32 Written by モノメトロ編集部

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日本が誇るウイスキーメーカー・サントリーの製品の中で、最も高価(通常販売商品中)なのが、ブラームスの「交響曲第1番」をイメージして作られたというブレンデッドウイスキーの「響」。創業90周年を記念して発売されたもので、酒齢17年以上のモルトとグレーンをブレンドしている。同シリーズで、酒類国際コンペティション「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」(ISC)の最高賞「トロフィー」を2004年から3度受賞している「響30年」(消費税抜き価格10万円)が、英ウイスキー専門誌が主催する「ワールド・ウイスキー・アワード」(WWA)でブレンデッド部門の最高賞に輝いた。「響30年」が同部門を受賞するのは、昨年に続いて2度目だ。また、ニッカウヰスキーの「シングルモルト余市1987」(同2万円)もシングルモルト部門の最高賞を受賞している。

WWAはウイスキーの本場・英国で発行され、世界100カ国以上で愛読されている専門誌「ウイスキーマンガジン」主催のコンテストで、ウイスキーだけを対象とした唯一の国際コンペティション。世界からエントリーされる200品以上のウイスキーを、「モルトウイスキー」や「ブレンデッドウイスキー」など6部門に分け、厳正なブラインドテイスティング審査を行い、各部門の最高賞を決定する。

「響30年」はこれまでも、04、06、07年に英出版社ウイリアム・リード主催のISCで「トロフィー」を受賞したほか、昨年はISCと並ぶ世界的酒類コンペティション「インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション」(IWSC)で金賞(ベスト・イン・クラス)、WWAでブレンデッド部門最高賞「ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー」に輝いている。今年のWWA受賞で2年連続「世界一」となった。

一方、初受賞となった「余市1987」は、その名のとおり1987年蒸留・樽詰めの長期熟成モルトだけを使用したウイスキー。昨年発売の「余市1986」は、WWAの「ベスト・ジャパニーズ・シングルモルトウイスキー」受賞しているが、その品質を受け継いだ「余市1987」は「世界一」の座を獲得した。また、同社の「竹鶴21年ピュアモルト」は昨年のWWAで「ベスト・ノンスコッチ・ブレンデッド・モルト」に輝いている。

2,000本の数量限定で発売された「余市1987」はすでにオンラインショップでは販売を終了しているが、今回の受賞を記念して「シングルモルト余市500ml」を抽選で50人にプレゼントするキャンペーンを実施中だ。

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