4月に入り、今季の欧州各サッカーリーグもいよいよ大詰め。5月21日には欧州チャンピオンズリーグの決勝が行われ、6月7日には4年に1度の欧州選手権が開幕するなど、欧州サッカーは最盛期を迎えている。こうした中で、サッカー専門誌である「ワールドサッカーダイジェスト」（日本スポーツ企画出版社）の恒例企画、欧州5大リーグの「ベストプレーヤー」の候補が5月1日号で発表された。

この企画は、イングランドのプレミアリーグ、スペインのリーガエスパニョーラ、イタリアのセリエA、ドイツのブンデスリーガ、フランスのリーグアンの欧州5大リーグで活躍する選手を対象に、各リーグのベストプレーヤーおよびポジション別のベストプレーヤーを決めるというもの。各国の監督や元選手、ジャーナリストが候補者を絞り込み、各国関係者や同誌編集部の採点に加え、読者投票によってそれぞれの受賞者が決定される。

プレミアリーグでは各ポジションで計50人が候補となっており、各部門の候補は、

【GK部門】
デビッド・ジェームズ選手（ポーツマス）
ら5人
【CB部門】
マルティン・ラウルセン選手（アストン・ビラ）
ら9人
【サイドバック部門】
パトリス・エヴラ選手（マンチェスター・ユナイテッド）
グレン・ジョンソン選手（ポーツマス）
ら5人
【セントラルMF部門】
セスク・ファブレガス選手（アーセナル）
スティーブン・ジェラード選手（リバプール）
フランク・ランパード選手（チェルシー）
ら12人
【ウィング／サイドハーフ部門】
クリスティアーノ・ロナウド選手（マンチェスター・ユナイテッド）
ジョー・コール選手（チェルシー）
ら6人
【ストライカー部門】
エマニュエル・アデバヨール選手（アーセナル）
ディディエ・ドログバ選手（チェルシー）
ウェイン・ルーニー選手（マンチェスター・ユナイテッド）
フェルナンド･トーレス選手（リバプール）
ら13人。

となっており、最多候補者輩出チームはマンチェスター･ユナイテッドの9人。昨年ノミネートされたアシュリー・コール選手（チェルシー）やジョン・テリー選手（同）、ロビン・ファン・ペルシ選手（アーセナル）らは漏れているのだ。

一方、リーガエスパニョーラの候補は、

【GK部門】
イケル・カシージャス選手（レアル・マドリード）
ら5人
【CB部門】
ダビド・ベレンゲル選手（ヘタフェ）
ら5人
【サイドバック部門】
セルヒオ・ラモス選手（レアル・マドリード）
ら4人
【守備的MF部門】
マルコス・セナ選手（ビジャ・レアル）
ラファエル・マルケス選手（バルセロナ）
ら8人
【攻撃的MF部門】
シャビ選手（バルセロナ）
アンドレス・イニエスタ選手（バルセロナ）
グティ選手（レアル・マドリード）
ら5人
【サイドアタッカー部門】
リオネル・メッシ選手（バルセロナ）
ロビーニョ選手（レアル・マドリード）
ら8人
【セカンドトップ部門】
セルジオ・アグエロ選手（アトレティコ・マドリード）
ルイス・ファビアーノ選手
ら7人
【ストライカー部門】
ルート・ファン・ニステルローイ選手（レアル・マドリード）
ボージャン・クルキッチ選手（バルセロナ）
ら8人

で、最多候補者輩出チームはバルセロナの8人。しかし、ロナウジーニョ選手、デコ選手、サミュエル・エトー選手、ティエリ・アンリ選手、ジャンルカ・ザンブロッタ選手らバルセロナのタレント選手たちは軒並み候補から漏れている。

すべての候補およびセリエA、ブンデスリーガ、リーグアンの候補は誌面または同企画投票サイト（//www.wsdnet.com/）を参照のこと。投票者の中から抽選で6人に、各リーグ優勝チームのユニホームがプレゼントされる。ちなみに、昨季の最多得票者はC・ロナウド選手、ポジション別部門最多得票者はセリエA最優秀トップ下部門1位のカカ選手（ミラン）となっているけれど、カカ選手は今回ノミネートされていないのだ。